院長のブログ

2020年

11月

24日

本八幡の整体院より,「汗をかきすぎる運動」は慢性疲労のもと

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。「毎日、適度な運動習慣を持ちましょう」というのは、今や健康でいるための常識です。これまで、体を動かす習慣のなかった人が、思い立って運動をし始めるというのは、言うまでもなく素晴らしいチャレンジなのですが、ここで気をつけてほしいことがあります。それは、「汗をかくことを目的とした運動は、控えたほうがいい」ということです。「汗をかいてデトックスしよう」と聞くととても健康的な印象を受けますが、科学的な視点で見れば、発汗によって毒素が排出されるということは、ほとんどありません。それどころか、実は汗のかきすぎはかえって慢性疲労の原因となることもあるのです。この理由は、体内の「ミネラル」にあります。代表的なミネラルとして知られているマグネシウムや亜鉛、鉄は、体内で行われている様々な代謝に欠かせませんが、体内でつくることができません。過剰に体外に排出されないようにコントロールしながら、毎日の食事で適切な量を摂取する必要があるわけです。しかし、たとえばナトリウムは体液や筋肉の働きの調整に欠かせないものですが、こういったミネラルは汗をかきすぎると体外に過剰に排出されてしまいます。それに伴って体内の代謝サイクルが滞り、疲労が抜けなくなってしまうのです。では、どの程度が「適度な運動」になるのでしょうか。健康維持のために行なう運動は、硬くなった筋肉を大きく伸縮させたり、血流をダイナミックに循環させることが目的です。ストイックに負担をかける必要はありません。あくまでも、全身をしっかり動かすことを心がけましょう。たとえばスロージョギングやウオーキング、サイクリングや水泳などもおススメです。また、心理的なデトックスを望むのであれば、均一リズムで同じ動作を繰り返す「リズム運動」によって、幸福ホルモン(セロトニン)の分泌を促すのもいい選択だと思います。女性に人気のヨガやピラティスも、じんわりと汗をかく運動の代表格です。深呼吸をしながらゆっくりとストレッチをするので急激に負担がかかることもなく、こった筋肉はゆるみ、酸素をたくさん含んだ血液が全身を巡るのでおススメです。

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2020年

11月

19日

本八幡の整体院より,睡眠不足を補う「15分間昼寝」

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。総務省のデータによると、日本人の平均睡眠時間は7時間42分だそうです。「みんなそんなに寝ているの?」と驚かれた方も多いでしょう。しかしこれは、定年退職後の方や病気の方も含めた統計です。「サラリーマンの平均睡眠時間は5時間」という調査結果もちゃんとありますので、ご安心を。ここで、ちょっと人類の歩みを振り返ってみましょう。現代ほど電気が整備されておらず、燃料も高級品だった時代は、「暗くなる前に食事を済ませて眠る」が当たり前でした。そうなると、夏の夜が短い時期でも、9時間以上は「夜」があったわけです。それが、ここ100年あまりで急激に睡眠時間を減らしています。そのような睡眠の不自然さを検証すべく、アメリカのグレゴリー・ベレンキー(ワシントン州立大学の睡眠とパフォーマンス研究センター所長)らは、3時間睡眠、5時間睡眠、7時間睡眠、9時間睡眠を7日間続けたときに、仕事のパフォーマンスやケアレスミスがどうなるのかを調査しました。このとき、9時間睡眠をとったグループは効率の低下がほぼ見られませんでしたが、7時間睡眠と5時間睡眠のグループには3日目で効率の大幅な低下が見られ、3時間睡眠のグループに至っては達成度が40%も低下することがわかりました。睡眠不足で仕事をするのは、まったくのエネルギーの浪費ですね。現役世代は総じて「睡眠・休息不足」であり、しかもそれが日中の活動にも影響を及ぼしている、というのは確実です。「そんなことを言われても、仕事の都合もあるのでライフスタイルを大きく変えるのは難しい」とおっしゃるのも、ごもっともです。そんな方におススメしたいのが、「日中15分間の仮眠=昼寝」です。日本睡眠学会の研究によれば「15分間の昼寝」は「2時間の夜の睡眠」に匹敵するほどの休息効果があるといいます。また、2014年に発表された、厚生労働省健康局による「健康づくりのための睡眠指針2014」では、「仕事や生活上の都合で、夜間に必要な睡眠時間を確保できなかった場合には、昼間の仮眠が、その後の覚醒レベルを上げ作業能率の改善を図ることに役立つ可能性がある。ただし、必要以上に長く寝すぎると目覚めの悪さ(睡眠慣性)が生じるため、30分以内の仮眠が望ましいことが示されている」と明言されています。ここまで読んでくだされば、15分間の昼寝は、質のよい仕事をするために必須だということに納得いただけたのではないでしょうか。

 

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2020年

11月

13日

本八幡の整体院より,「入浴」と「食事」の順番

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。仕事などで外出した日、帰宅してから寝るまでの時間をあなたはどのように過ごしていますか?趣味や勉強、家族団らん、翌日の準備…など、いろいろなことをすると思いますが、多くの方に共通するのが、「食事」、「入浴」だと思います。入浴は体温、血流、自律神経、メンタル面など様々な観点から効果を求めることができるので、毎日の疲労回復にはいい習慣ですね。もともと元気な人はこれまで通りの「食事」、「入浴」の順番でもよいのですが、「疲れやすい人」「疲れきってしまった人」や自律神経が過緊張な人は、この「食事」と「入浴」の順番を逆にしていただくだけで、疲れの溜まり方、抜け方が変化します。ぜひ一度試していただきたい順番は「入浴→食事→就寝」です。これは自律神経の働き方から見ても正しい順番といえます。食事をとると、内臓が働き始め、体は消化・吸収をするためのモードに切り替わります。消化・吸収がスムーズに行われるのは、副交感神経が働いているときです。睡眠に入る前には血流量が一時的には上がりますが、これは心拍数が速くなっているのではなく、副交感神経の働きによって血管が拡張している「休息モード」のサインなのです。一方、お風呂に入ると、上がった体温を下げるために心拍数が速くなり、体の表面に血流を多く循環させます。心拍数が速くなるのは、交感神経が働いているときです。脈が速くなっている状態は「活動モード」ですので、温かいという感覚によって気持ちはリラックスしているけれど、体は頑張って血流を循環させているというわけなのです。つまり、「食事=副交感神経モード」「入浴=交感神経モード」「就寝=副交感神経モード」となります。そして、自律神経の切り替えがシンプルなほど、体はスムーズに休憩モードに入ることができるので、「入浴」→「食事」→「就寝」という流れのほうが、効率のいい回復ができるのです。

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2020年

11月

10日

本八幡の整体院より,「早食い」「ながら食い」の悪影響

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。胃腸が疲れたらしっかり休ませることも大切ですが、同時に日頃の食べ方を少し変えて、胃腸を疲れさせない習慣もつくりましょう。そのポイントは…あなたが「早食い」や「ながら食い」を習慣的にしているならば、それをやめることです。「早食い」「ながら食い」がなぜいけないのでしょうか。まずは「早食い」から見ていきましょう。

①「噛まない」

早食いの人は、食べ物をよく噛まないで飲み込む、というクセを持っています。咀嚼は、食べ物を消化しやすいように細かく砕くばかりでなく、「唾液」という第一の消化液と食べ物を混ぜる役割を果たしています。それが十分に行われないと、その先にある胃腸への大きな負担となります。

②「胃が追いつかない」

矢継ぎ早に次から次へと胃に送り込まれてくる咀嚼されていない食べ物を消化するために、胃の働きがオーバーワークになってしまいます。その結果、胃に疲れが溜まっていってしまうのです。

③「食べすぎ」

そもそも、なぜ「早食い」になるかといえば、よく噛んで味わうという途中経過ではなく、「満腹になる」「完食する」という結果を意識して、とにかく食べ物を口へと運んでしまうからです。また、血糖値が上がって満腹感を得る前にどんどん食べてしまうので、あっという間にお腹がパンパンということになります。食べすぎは胃に負担をかけるとともに、肥満の原因でもありますから、ぜひ見直しましょう。

次に、「ながら食い」について見ていきましょう。

消化器系の働きをコントロールしているのは副交感神経ですが、これはリラックスしている時でないと、上手く働きません。一方、視覚を使って情報を集めたり、頭を使って理解しようとしたりする時に働くのは交感神経です。この2つの自律神経は、シーソーのように、一方の働きが高まればもう一方は低くなるというバランスを保っています。ですから、食べながら頭を働かせると、交感神経の働きが高まってしまうので、消化器系の働きが弱まってしまいます。理想的なのは、食事中は食べることに集中、そしてできれば「食休め(食後30分ほどの休憩)」をとることです。本や漫画、テレビやスマホといった視覚情報はシャットアウトして、副交感神経を働かせてあげましょう。これによって、胃腸がうまく消化・吸収できるようにするのです。

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2020年

11月

07日

本八幡の整体院より,胃腸を休める基本

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。胃腸を休めるための効果的な方法は、とてもシンプルです。「胃を空っぽ」にしてあげることです。食べ物がお腹に入っている限り、胃をはじめとする消化器は働き続けなければなりません。働きながら休む、というのが無理な話である以上、空っぽにしてあげるほかはありません。そこでおススメしたいのは、無理と我慢をしない「1日2食」生活です。私たちは慣例として「1日3食」の生活を送っていますが、今の栄養価の高い食べ物に囲まれた時代に、3食を食べないと本当に、栄養失調になってしまうものなのでしょうか?そもそも自然発生的に始まった食事習慣は、洋の東西を問わず1日2食でした。やがて文明が発達し、灯りによって夜が遅くなるという不自然なライフスタイルに合わせて、「1日3食」という新たな習慣へと移り変わっていったというのが定説です。しかし、この「1日3食」が定着してからも、食に関する意見は様々です。日本においてこの「1日3食」は、昭和10年(1935年)に内務省栄養研究所(現:国立健康・栄養研究所)から提唱されました。当時、1日に必要だと思われていたカロリー(2500~2700キロカロリー)を摂取するためには、3回くらいの食事がちょうどいいだろう、ということだったのです。しかし、現代のように高カロリーな食事が豊富にあって、しかも必要なカロリーが1800~2200キロカロリーへと引き下げられた中で、果たして「毎日3食」を食べなければならないのでしょうか?ですから、その日の胃腸の状態に合わせて1食を抜いてみたり、軽めの3食にしたりと、食事を自分のペースに合わせてみるのがおススメです。遅めの朝食と早めの夕食で1日2食にして、食事と食事の間をしっかりと確保するのもいいですね。翌朝はいつもより体が軽やかで、自然と空腹を感じるはずです。それが、胃腸が十分休まり、リセットされたサインです。

 

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2020年

11月

02日

本八幡の整体院より,疲労を放置することは大きなリスクです

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。仕事や人付き合いに時間を割いていると、

・何となく、頭がボーっとすることがある。

・どれだけ寝ても、寝足りない。

・体が重くて、一日中シャキッとしない。

・食欲がなくなり、義務的に食事をとることがある。

・ちょっと体を動かしただけで、疲れてしまう。

・気が重く、何事もやる気が起きない。

これらは、誰にでも起こりうることです。数年前の、まだ若かった頃の自分と比べてみると、どんなライフスタイルの方にも少なくとも1つは、心当たりがあるのではないでしょうか。「現代人が抱えている疲労」は本当に深刻で、多くの人は自然に回復できる範疇を超えてしまっています。たとえ今、体力にまかせて何とか乗り切れていたとしても、それは「気合い」や「ごまかし」によるもの…問題の先送りに過ぎません。倒れたり病期になって、溜め込んだツケを一気に払わされる日が来てから焦っても遅いのです。何歳になっても元気に、高いパフォーマンスを発揮していくためには、その時々でしっかり疲労を回復していくことが必要なのだということを忘れないで下さい。「疲労」というものは、活動をしたことによって生まれる副産物のようなものです。疲労そのものは病気ではありません。でも、疲れを解消させられないまま頑張った人たちが、様々な体の不調を訴えて、整体院に駆け込んでいらっしゃるのです。疲れている状態では、病気やストレスへの抵抗力や回復力を十分に発揮することはできません。つまり、風邪をひきやすくなったり、治りにくくなるばかりか、ガン、アレルギー、認知症、うつ病などのあらゆる病気の発症・悪化のリスクを高めてしまう可能性があります。疲れを放置すれば、ただツラいばかりでなく、結果として寿命を縮めることになりかねないと、世界中の医師たちから指摘されているのです。新型コロナウイルス感染症の脅威が、世界経済どころか私たちの生活を一変させることになりました。「新しい生活様式」と題して、人と人との接触をできるだけ避けなくてはならなくなり、余暇の過ごし方やワークスタイルが大きく様変わりを始めています。これまで通勤途中にカフェや居酒屋に立ち寄ることで行っていた気分転換や、駅まで歩くことで補っていた運動不足が、在宅勤務によって滞ってしまうことになっています。「在宅によるコロナ太り」「仕事とプライベートの切り替えができない」「ずっと家にいることで夫婦仲が険悪になった」など、これまでには無かったタイプの心身疲労が増えるばかりです。疲労が溜まると、免疫反応に関わっている白血球中のリンパ球やNK細胞の働きが低下し、体内のウイルスの活動を抑えることができなくなることが分かっています。新型コロナウイルス感染症への感染を避けるために、在宅勤務で対策を講じていても、そのストレスのせいで免疫が適切に働かなくなる方が増えているようです。「疲れ」は、身体が健康を維持することができなくなった時の黄色信号です。仕事のパフォーマンスを上げたい人、免疫機能をしっかりと働かせたい人、健康寿命を伸ばしたい人など、人生を充実させたいと考えている方々には、ぜひ疲労の原因とその対処法を知っていただきたいと思います。

 

 

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2020年

10月

29日

本八幡の整体院より,安静第一主義はフレイル(虚弱)を招く

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。不調があると、つい弱気になって外出を控えたくなるものです。しかし、「不調な時は安静にしているのがいちばん」という思い込みは、逆効果になりかねません。家でじっとしていると、血行不良から、酸素不足が進むからです。急性の症状や、痛みで動けない時は安静が第一ですが、「なんとなく不調」という程度なら、むしろ体を動かして血流をうながし、酸素を多く取り入れたほうが、体にいいといえます。全身運動の基本である日常の「歩き」も少し変えましょう。負荷をほんの少し高める歩き方を習慣にするのです。今までより少し歩幅を広げて歩く。また、たとえ起伏の少ない住宅街に住んでいても、ちょっとした階段やアップダウンはあるものです。そういう道を選んで歩きましょう。エスカレーターに乗らず階段を利用するのも、いい健康習慣になります。段差で足を持ち上げる動作には、内臓を持ち上げて刺激するという副効果もあるのです。小さな負荷も、積み重ねることで大きな成果になっていきます。安静第一にしすぎると、「廃用症候群」になるリスクが上がります。脳には、体の使わない部分は「いらないもの」と見なして信号を送らなくなる性質があるのです。そのため、たとえば筋肉なら、動かさなかった部位は新陳代謝が止まり、新しい筋肉細胞が成長しなくなります。関節なら固まって動きが悪くなり、心肺機能なら少し動くだけで息切れが生じるようになります。そうなると、気持ちも消極的になり、フレイル(虚弱)になって、ついには寝たきりに陥りかねません。これが廃用症候群の恐ろしさです。介護の現場で、高齢者をできるだけ動かさないやり方があるようですが、必ずしも正解とは言い難いと思います。足も、目や耳も、体はすべてバランスよく使ってこそ健康が保たれます。今はまだ介護不要の人なら、「歳をとったらラクしよう」ではなく、「歳をとるほど、どんどん動こう」が正解です。どんどん外に出て歩くことが推奨されるのです。風邪をひいた時も、薬を飲んで安静にするのがベストとは限りません。やたらと薬を服用すると、治癒を遅らせるという報告もあるのです。世界的な権威がある科学誌「ネイチャー」に、風邪を早く治す方法を調べた結果、治りがいちばん遅かったのは、なんと薬を飲んだ被験者だったという論文が掲載されたのです。薬を飲むと、それを分解するために肝臓に負担がかかり、自然治癒力のほうに必要なエネルギーが回らないからだと思います。

 

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2020年

10月

17日

本八幡の整体院より,現代人は息の量が半分以下に減っている

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。人類が誕生して以来ずっと変わらない健康法則があります。「動かない人はどんどん病み、マメに動く人は元気でいられる」。私たち人間は動物、つまり「動くもの」です。体の機能も動かすことで保たれる仕組みになっています。動けば呼吸も活発になり、新鮮な酸素が全身に供給され、血液もスムーズにめぐって健康になると、この法則は言っているのです。その仕組みに反して、毎日じっと座ってばかりいると、どうなるでしょうか。どうしても、血流が鈍くなります。その結果、脳や筋肉、内臓などに酸素が十分に届かなくなってしまいます。全身の器官が慢性的な酸欠になり、円滑に動けなくなるのです。さらに恐ろしいのは、体に取り込む空気量そのものが減ってしまうことです。長時間じっとしていると、つい背筋が曲がり、姿勢がうつむきがちになります。するとおなかや気道が圧迫されて狭くなり、呼吸が浅くなるのです。背筋を伸ばした姿勢であれば気道は十分に開かれ、1回の呼吸で肺に450~500㏄という十分な空気を取り込めます。そうなれば、頭はクリアにさえわたり、体脂肪はよく燃え、ウイルスやガン細胞などをやっつける免疫細胞もしっかりパワーを発揮します。酸素不足が病気をつくることは、今や世界共通の医学的見解となっているのです。ところが、姿勢が悪くなると、肺に取り込める空気量が、なんと半分以下に減るのです。甚だしい場合は、わずか100㏄ほどに激減します。こうなると、無呼吸で体を働かせているのも同然です。脳の回転は鈍り、体は冷えて代謝が下がり、細胞も元気を失います。血流もますます細り、血流不足と酸素不足が同時に進むようになります。長時間じっとしていることは、拷問に等しいほど体に過酷だと言えるのです。ところが、ほとんどの方は、そういう深刻な事態に気づきません。「ゆでガエル」理論というたとえ話があります。カエルをいきなり熱湯に入れると驚いて逃げ出しますが、水に入れて徐々に熱くしていくと危険に気づかず、「あっ」と思った時にはもう体が動かず、ゆであがって死んでしまう、という恐ろしい話です。私たちも、「自分はほとんど動いていない」という自覚がないまま、いつの間にかどんどん体を弱らせていると言えます。放置すると重大な結果を招きかねないのです。糖尿病、高血圧、脳卒中、動脈硬化などといった生活習慣病も、もとをただせば血流と酸素の問題にたどり着きます。

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2020年

10月

10日

本八幡の整体院より,「血流のいい人」は疲れない

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。エネルギー代謝とは、一言で言えば体の中でさまざまな化学反応を起こすことで、活動に必要なエネルギーを得る働きのことです。エネルギー代謝を行うためには、糖と酸素が必要です。まず、食べ物を摂り、肝臓などで処理して糖に変えます。それを呼吸で得た酸素で燃焼させ、細胞が生きていくためのエネルギーや、筋肉を動かして活動するためのエネルギーを得るわけです。材料は糖と酸素ですから、血液中や各組織に糖と酸素が不足してくると、体がそれを察知して疲れの感覚が生じます。逆に、元気いっぱいの時は、両方が満ち足りている状態です。食べ物から糖を取り出したり、糖と酸素からエネルギーを取り出したりする際には、酵素と呼ばれる触媒が働きます。これは、生物の体の中でつくられるタンパク質性の物質で、体の中で行われるほとんどすべての代謝に関わっています。酵素の働きなくして、私たちが生きていくことはできません。そして、エネルギー代謝の過程では、疲労物質と呼ばれるもののひとつ、乳酸が生み出されます。この乳酸が体内にたまると、細胞の活動が滞ったり、筋肉が収縮する能力が低下するので、疲れの感覚が生じることになるのです。体の各組織に糖や酸素を運んだり、乳酸を押し流したりするのは、共に、血液の働きです。ですから、血流のいい人は疲れにくく、疲れが出ても、比較的早い時間で疲れが回復することになります。逆に、血流が悪い人は、疲れやすい人、疲れが取れにくい人と言えるでしょう。血流は、エネルギー代謝を支え、疲れをためないために、非常に重要な役割を果たしていると言えるのです。血流はまた、体温を保つうえでも非常に重要です。血流は、体のさまざまな場所で発生した熱エネルギーを、体の隅々にまで届けるからです。なぜここで体温を持ち出したかというと、体温もまた、エネルギー代謝を維持するのに不可欠だからです。ほとんどすべての代謝は、酵素という触媒が関わって行われていると述べましたが、この酵素の働きの度合いを決めるのが、体温です。私たち人間の体の中で、酵素の働きが最大になるのは、体内の温度が、37.2度の時です。「それは微熱がある状態じゃないか」と思われるかもしれませんが、内臓などがある体の内部の温度(深部体温)です。深部体温が37.2度の時、舌下や直腸の体温は、だいたい0.5度くらい低い、36.5~36.7度くらいになります。私たちが普通に体温を測る時には脇の下で測りますが、ここはさらに0.5度ほど低くなり、36.2~36.5度になります。体温は、体表に近づくにつれて、外気などの影響で低くなるわけです。このように血流が代謝を支え、体温を保ちます。その体温もまた、代謝を支えます。体温と血流によって、代謝が滞りなく行われていれば、私たちは疲れにくくなり、疲れをためない体質になることができるというわけです。

 

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2020年

10月

03日

本八幡の整体院より,「よく笑う人は病気にならない」

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。「そう言えば、ここ1年くらい、笑ったことがない」ガンを患った方と話すと、そう言う人が少なくありません。おそらく、1年も笑いが出ないほど、仕事や精神的なストレスが続き、交感神経の優位が続いて、病気が発生してしまったのでしょう。あなたは、どうですか?この1週間で、大笑いしたことはありますか?休日には、そうやって普段の生活も振り返ってみましょう。「1週間、ほとんど顔がこわばったままだった」という人には、たまの休日くらい、ゲラゲラ大笑いする機会を持ってもらいたいと思います。笑うことには大きな効果があるのです。笑いは、副交感神経を優位にします。大笑いした時には、涙や鼻水などが出てくるでしょう。これは、副交感神経が優位になったことによって、排泄・分泌が促進されるからです。笑うことで、脳内麻薬と言われるβエンドルフィンが分泌され、気分もよくなります。また、笑うと、免疫細胞が活性化されます。たとえば、落語を聞いた後には、ガン細胞を攻撃するNK細胞が活性化することがわかっています。大笑いの効用は、体温が上がり、エネルギー代謝が滞りなく行えるようになることでしょう。大笑いすると、顔がクシャクシャになり、身をよじるような動作になります。腹筋が筋肉痛になるのではないかと感じることさえあります。笑いによる全身の筋肉の運動で、熱が発生し、熱が血流によって体を巡り、体温が上がります。体温が上がると、体の中で起こるさまざまな化学反応、代謝を媒介する酵素の働きがよい状態になります。すると、食べ物からエネルギーを摂取したり、古い細胞を新しい細胞に入れ替えたりする反応もスムーズになります。ですから、疲れも取れやすくなり、結果的に病気を防ぐことができるのです。涙が出るほど笑った後には、自分に重くのしかかっていたストレスが、何だかそんなに深刻ではないように感じられ、気分がスカッと軽くなっていることでしょう。顔には赤みが差し、表情も明るくなり、全身はリラックスしてきます。手間も、お金もかけずに体温を上げる方法と言えば、大笑いに勝るものはないと言っていいでしょう。笑いの種と言えば、年配の方は落語でしょうか。今は面白い若手芸人がたくさんいますから、若い人は、そういう人が出るテレビ番組を観るなどして、休日くらいリラックスしましょう。

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2020年

9月

24日

本八幡の整体院より,疲れが取れる「理想の週末」

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。疲れやすい人は、往々にして働きすぎの傾向があります。働きすぎている人の多くは、真面目な人です。真面目な人は、ひとつの健康法を知ると一生懸命におぼえ込み、厳格に実施しがちです。あまり厳格に実践すると、むしろ「体の声」を聴き落として、自分の体に合わないことをしてしまい、体調を崩しやすくなるかもしれないのです。そもそも今までとは違う習慣を、無理に実行しようとすること自体がストレスになり、交感神経を緊張させ、疲れやすい体質を助長しかねません。ですから、気楽に休日からでも始めてみたらどうでしょう。なかなか休日を取れない人は、まず休日を取ることから始めればよいと思います。人間、考え方も、体質も、生活も、人生も、急激に変えることは難しいものです。それぞれに「慣性の法則」のようなものが働いているからです。体の声を聴きながら、少しずつ努力をして、軌道修正をするしかありません。そうした中で、ある日ふと気がつくと、「そういえば、ずいぶん疲れにくくなったな」と感じられる状態になっています。真面目な人、忙しくて疲れている人にとっては、そのくらい気楽に始めるのが、ちょうどいいと思います。みなさんの中には、自分なりのストレス解消法をお持ちの方もいるでしょう。休日などに好きな趣味に没頭し、仕事のストレスから解放されようとしている方は多いのではないでしょうか。しかし、好きでやっていることが本当にストレス解消になっているのかどうか、1度チェックしてみることも意外に重要です。たとえば、平日が忙しくて、交感神経が優位気味の人が、休日に、あまり交感神経が優位になるようなことをすること、かえって疲れが増すかもしれません。平日に目を酷使している人が、休日にも目を使いすぎると、ますます交感神経が緊張して疲れます。休日には、ごろ寝をして、チャンネルを切り替えながらテレビを長時間観たり、ゲームをする人も多いかもしれません。仕事でパソコンの画面を見るよりはましだとしても、やはり目は疲れます。その最中は、楽しい情報が自動的に流れてくるので、スッキリしますが、夕方ごろ一息つくと、「ちょっと疲れたな」と感じるのが普通です。やはり休日くらいは、目を休めなくてはいけません。一方日ごろラクをしすぎて疲れやすくなっている子どもたちが、休日もゆっくり休む生活をしていると、ますます疲れやすくなってしまいます。お父さん、お母さん、子どもたち…家族それぞれに自律神経のバランスが違うでしょうから、それぞれの現状を観察し、バランスを取り戻すのにふさわしい過ごし方をするとよいと思います。

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2020年

9月

17日

本八幡の整体院より,努力と結果は比例するとはかぎらない

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。「頑張り屋さん」と言われれば、誰でも悪い気はしないでしょう。成績でなく努力をほめることは、子どもの教育面でも大切なことだとされています。学校での努力をほめられて育ってきた人は、「頑張り屋さん」の社会人になっているのではないでしょうか。「頑張り屋さん」であることは、もちろん美徳なのですが、「頑張りすぎ」は、かえって自分を苦しめてしまい、成果も上がらなくなることがありえます。得に社会人になってからは、汗をかいた努力よりも、残した成果が求められます。頑張る=とりあえずほめられる、という法則が通用しなくなってきます。「部長が満足するレベルにまで書類を仕上げないと」「いざ資料を提出しようとすると、間違いがないか心配になってしまう」「こんな出来では、また注意されてしまう」などと、失敗を恐れてしまう心理を背景とした頑張りは、自分を精神的に追い詰めることがほとんどです。100あるものをすべて100の品質で仕上げようとする人よりも、質は80でいいからスピードを優先する、あるいは、ここはアバウトに80%で済ませて、ここは120%ぐらいにしっかり固めておこうなどと、重要なところとそうでないところを区別できる人のほうが、結果を残せるようになってきます。マラソンや長距離水泳のような長丁場のスポーツは、すべての時間を100%のエネルギーで活動できるわけではありません。ある程度落としたペースを、ある程度の時間にわたってキープすることが、求められるのです。長いスパンでものごとを捉えると、ペースを落とす、あるいは抜きどころや休息を巧みに取り入れるテクニックが必要だということがわかってきます。いわば、「休み上手な頑張り屋さん」が、結果を残す努力家ということになるのではないでしょうか。スポーツ、特にトップアスリートの中には、自分を追い込みすぎて常識では考えられない過剰な練習量をこなすあまり、「オーバートレーニング症候群」に苦しんでしまう人も見られます。オーバートレーニング症候群とは、まさに「過剰練習症候群」のことです。ハードなトレーニングを長期間にわたって続けると、疲労が原因で成績が上がらず、パフォーマンスが低下してくることがあります。普通の疲労ならば、適度な休息ですぐに回復するはずです。ところが、2週間以上休息しても回復しない状態が、しばしば見られます。これが、オーバートレーニング症候群です。オーバートレーニング症候群では、いろいろな不調が現れます。全身倦怠感や不眠、食欲不振や過食など食欲の変化、イライラ感、集中力低下、抑うつ気分など、うつ病と区別が難しくなるくらいのつらい状態になることもあります。勝利や記録のプレッシャーと戦い続けるトップアスリートでなくても、「頑張り屋さん」と言われる人は、オーバートレーニング、あるいは、オーバーワークに無意識のうちに陥ってしまう危険性が高いと思われます。ちょっと息切れする、くらいではすまない不調に陥るケースも多いのです。オーバートレーニング症候群の治療のポイントは、薬ではありません。適切な休息、それ以上に「休息する勇気」です。「頑張り屋さん」は、休息することに不安や罪悪感をもっていることがほとんどです。休息する不安との戦いも、強いられるのです。

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2020年

9月

03日

本八幡の整体院より,「酒」との上手な付き合い方

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。リラックスと元気づけの両方の作用を持っているものと言えば、アルコールもその仲間です。アルコールには興奮作用がありますが、体にとっては不要なので、最初は排泄反射が起き、副交感神経が優位になってリラックスします。その後、だんだん元気な状態になり、興奮の世界に入っていきます。アルコールを飲んでから2~3時間後を境に、副交感神経優位から交感神経優位に切り替わっていきます。酒の席を思い浮かべてみればわかると思いますが、最初は皆、リラックスモードに入り、次第に興奮モードに切り替わっていくはずです。リラックスモードでは、日ごろの仕事ぶりに対する慰労をし合うなど、癒しの場をつくり出します。その後、興奮モードに入ったあたりで、皆で夢を語り合う、将来のビジョンを語り合うよう心がければいいでしょう。酒の席がプラスに働き、疲れも緩和されるかもしれません。しかし、同じ酒の席でも、最初の副交感神経反応の時は愚痴、不平不満を吐き出すだけ、興奮モードに入ってからは、怒りを爆発させるというようなマイナスの流れになってはよくありません。愚痴を言うのも時々はいいでしょうが、いつもそればかりだと、精神的にもよくないし、疲れを悪化させかねません。よく言われるように、お酒もほどほどにしなくてはなりません。なぜなら、3時間を超えて、大量に飲むと、二日酔いになってしまうからです。交感神経緊張の極致の状態で、疲れが取れるどころではなく、完全に疲れをひどくしてしまいます。二日酔いの時は、のどが渇いて、脈が速くなり、鼻水が黄色くなっているでしょう。これらはすべて、交感神経が優位になっている証拠です。若いころに飲みすぎて、頻繫に二日酔いになっている人は、早めに認知症になる可能性が高くなります。交感神経緊張の極致で、脳の血流不足が深刻化し、脳神経がやられてしまうからです。アルコールも、時々、適量を飲む分には疲れを回復させるかもしれませんが、度が過ぎると、疲れを助長させ病気を招くことになります。

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2020年

8月

22日

本八幡の整体院より,「気を遣いすぎて疲れる」

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。「気を遣いすぎて疲れる」というフレーズ、非常によく使われます。何に気を遣いすぎるのかと言えば、もちろん「他人」にです。人間は、人間の集まりである社会の中で生きています。自分と異なる「他人」がいる以上は、他人を意識して生活しなければなりません。逆に言えば、たくさんの「他人」の中で生活しているからこそ、「自分」という存在を考えられるのかもしれません。「他人」の種類によっても、気を遣う程度には強弱があります。職場の上司や同僚、部下の中でも、声をかけるだけでも緊張してしまうような相手もいれば、気を遣っているという意識をほとんど持たないくらい、フランクに接することのできる人もいるでしょう。特定の相手ばかりではありません。まったく面識のない相手と大事な用件で会わなければならないときなどは、程度の差こそあれ、動悸がしたり冷や汗をかいたり、緊張することもままあるはずです。こうした反応は、動物が未知の物体に遭遇したときに、警戒、威嚇、あるいは間髪入れずに闘争してしまうのにも似た、本能的な防衛反応と言えます。特定の苦手な相手、あるいはまったく未知の人物に対して身構えてしまうのは、仕方ないところもあります。しかし、対人不安はこれだけにとどまりません。実はわたしたちは、電車の中や映画館など、公共の場でも、なにかしら気を遣っていることが多いのです。混んでいる電車の中では、ドア近くに立っている人は、駅でドアが開いたらいったん外に出ないと、中の人が降りられません。これも、混み方によっては「外に出るべきか」「中にいるべきか」などと、頭と気を遣います。ベビーカーを電車内へ持ち込む際のマナーが、議論になることもあります。ベビーカーを畳んで電車に乗る、あるいは朝のラッシュ時にはベビーカーを持ち込まないようにしてほしいまどと、一部の乗客からはクレームがあるそうですが、混んでいるとわかっていても子ども連れで乗らざるをえないケースもあるはずです。この話を聞くと、子育て環境に非常に厳しい日本の状況にため息が出ます。特定の人物、あるいは不特定の人物にかかわらず、「気を遣って疲れる」の裏側には、対人不安、緊張が潜んでいます。「他人に迷惑をかけないか」という配慮が強すぎて、不安や緊張のレベルに達してしまっているのです。「気を遣って疲れる」のは、他人への配慮が行き届いている証拠なのですが、行き届きすぎているとすれば、自分がつらくなります。「気を遣いすぎる」から、「気を遣う」程度にレベルを下げるには、やはり「気を休める」のがベターです。

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2020年

8月

15日

本八幡の整体院より,コーヒー・紅茶の飲み方

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。仕事や外出から帰ってきた時に、私たちはお茶やコーヒーを飲んで一服します。それは、含有されているカフェインの作用を体が求めるからです。カフェインには、副交感神経と交感神経の両方を刺激する作用があります。本来は、交感神経を刺激する興奮作用を持っているのですが、少量だけ体に入ると、まず、体が苦味を感じて「いやなもの反射」を起こします。こうして、短い時間だけ排泄反射が起き、副交感神経が優位になってリラックスします。カフェインには利尿作用があるので、お茶やコーヒーを飲むとトイレに行きたくなりますが、これは、副交感神経の排泄反射によって引き起こされているわけです。しかし、カフェイン自体は、本来、体を興奮させる作用を持っているので、副交感神経の反応が終わったころに、交感神経を刺激し、体を興奮させ、元気が出てくる反応が起きます。お茶を飲んで一服する時は、まず、リラックスして、その後元気が出て、また仕事を始めるという流れになりますが、これは、自律神経の反応をそのまま反映した現象であるわけです。これは、カフェインが入ったものならコーヒーでも、日本茶でも、ウーロン茶でも同じようになります。ただ、疲れがちょっとキツイ時には、砂糖を少し入れたコーヒーや紅茶がよいでしょう。砂糖を少し入れると、リラックス作用が大きくなります。また、ミルクを入れると、脂肪が加わるので、リラックス作用の時間が長くなります。砂糖とミルクには、リラックス作用を強め、長くする働きがあるわけです。したがって、コーヒーや紅茶を飲むにしても、すぐに興奮と元気がほしい時には、ストレートで飲むとよいでしょう。少しリラックスをしてから元気がほしい時には、砂糖を入れ、さらにリラックスしたい時には、ミルクを入れるとよいのです。ちなみに、紅茶にはレモンも入れますが、レモンも、あの酸っぱい味が副交感神経を刺激して「いやなもの反射」を起こすので、リラックス作用が深まります。自律神経の面から見れば、世界中で長い間飲まれ続けている飲み物には、リラックスと元気づけ用の両方の作用があり、愛される理由がわかります。さらに、砂糖やミルク、レモンを入れるという飲み方にも、合理的な理由があることがわかるのです。

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2020年

8月

03日

本八幡の整体院より,甘いものが好きな人ほど疲れやすい

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。私たちは疲れた時、疲れを取ろうとして、何かを食べたり飲んだりします。交感神経の緊張が続き、体が血流不足になったり、血糖値が下がっている状況を、「食べる」という副交感神経のスイッチを入れる行為、糖を補給する行為で、何とか緩和しようとするからです。さて、疲れた時に食べたくなるものとしては、甘いもの、酸っぱいもの、辛いもの、冷たいものなどの刺激的なものがあります。実はそれぞれ、体に及ぼす効果が違います。ですから、当然、疲れの取れ方も違ってきます。疲れた時に、つい手が伸びてしまうのが、甘いものです。昼間ブレイクを入れる時や、夜、帰宅後などに、口に入れてしまいます。疲れた時は、低血糖になっているわけですが、甘い食べ物は、副交感神経を刺激してリラックスを促し、手っ取り早く血糖値を上げてくれるので、疲れにはよいわけです。ストレスと疲れが蔓延する現代社会では、スイーツが人気になる理由もわかるような気がします。しかし、甘いものの摂りすぎは、実は疲れやすさのもとになります。甘いものに含まれる砂糖は、ショ糖と呼ばれ、体のエネルギーになるブドウ糖にまで分解される過程が短く、体内に入ると、急激に血糖値や体温を上げる作用があります。一見よさそうに見えますが、血糖値が急激に上がることで、血糖値を下げる働きのあるインスリンの分泌を誘発し、今度は急激に血糖値も体温も下がります。この下がり方が早いので、短時間で低血糖になり、すぐにお腹がすいて何かが食べたくなってきます。見た目には、急激に交感神経が優位になって興奮したかと思うと、すぐに血糖がが下がって疲れ、お腹ががすくという不安定な状態状態になってきます。そしてまた、すぐに血糖値を上げてくれる甘いものに手が伸びるという悪循環に陥ります。こうして、甘いものに対する依存的な状態が出てくるわけです。甘いものは、頭や体をフルに使って血糖が下がり、極度に疲れを感じた時に、回復のため少量を摂るレベルならよいでしょう。コーヒーに少しだけ砂糖を入れる程度です。これで1~2時間仕事ができる血糖値になります。基本的には、エネルギーのもとになる糖は、きちんとした穀物などの炭水化物から摂るようにすべきです。炭水化物から摂る糖は、多糖類なので分解に時間がかかり、体内に入っても、ゆっくりと血糖値が上がっていくので、急激に血糖を下げようとする作用も働きません。こうした状態で、甘いものを少し摂るくらいなら、血糖値も大きく変動しなくなります。

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2020年

7月

28日

本八幡の整体院より,力を抜くテクニックが大事

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。「メリハリ」とはよく聞く言葉です。辞典で調べると、漢字では「減り張り」と表記されます。ものごとに強弱、緩急をつけるニュアンスで「仕事にメリハリをつける」「メリハリをつけた練習をこころがける」などと使われます。緩急、強弱を指す「メリハリ」は、持続力を維持できるという点では、大切な概念です。豪速球で押すタイプのピッチャーは、肩の酷使などもあって総じて選手生命が短いでしょう。プロゴルファーも、飛距離自慢だけでは大成することはありません。どのスポーツにおいても、力業だけでは長続きはせず、技能によって「力を抜く」テクニックが求められるのです。「メリハリ」を病気の症状でおなじみの「急性」と「慢性」という2つの視点で考えてみると、急性は、「メリハリ」でいう「張り」の部分です。短時間にエネルギーを集中的に注いでおこなうものを指します。100mダッシュや重いバーベルを上げるなど、瞬発的な動作をイメージするといいでしょう。このような短時間ながら激しい「急性」の動きは、脳の覚醒レベルを上げることが知られています。こうした動きによって、刺激に対するレスポンスまでの時間が早くなる、あるいは判断力がアップするといったメリットが生じます。これらの効果は、注意・覚醒の神経伝達物質であるノルアドレナリンのはたらきが活性化することによると考えられています。激しい運動の直後は食欲がなくなりますが、ノルアドレナリンによって胃腸の活動が抑えられることからも、ノルアドレナリンと「急性」の運動の関連性は間違いなさそうです。一方で、散歩や長距離走、ストレッチなど、長時間にわたって活動を維持し続ける「慢性」の動きは、気分を向上させることが知られています。長めのリズミカルな運動で活性化するのは、うつ、不安をやわらげる神経伝達物質セロトニンです。ノルアドレナリンの「急性」効果が「脳がスッキリ!」という鮮やかな感覚ならば、セロトニンによる「慢性」効果は「なんとなく気が晴れる」というマイルドなものかもしれません。「メリハリ」をつけるやり方には、ノルアドレナリンとセロトニンという異なった神経伝達物質が、役どころを変えて交互に持ち味を発揮できるという強みがあります。これを活かさない手はありません。「メリハリ」の「減り」の部分では、ゆったりとリズミカルに「慢性」的な動きをするのが効果的です。もちろん、一息ついて席を立ち、休息するのでもかまいません。休むことは、セロトニンの機能を高める効能があるだけではなく、ノルアドレナリンの刺激によって疲れた心身をいったん休めるメリットもあります。ノルアドレナリンによる「急性」の刺激ばかりが続くと、心身の疲弊は避けられません。交感神経の刺激が続きすぎてしまい、持続力がなくなるデメリットもあるのです。「メリハリ」という言葉にも、科学的な裏付けがあると思えば、もっと真面目に「メリハリ」をつける気にもなるのではないでしょうか。

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2020年

7月

18日

本八幡の整体院より,女性は「寒さ=ストレス」

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。女性の疲れに深く関係している「冷え性」についての説明です。「職場の室温はスーツを着た男性に合わせて低く設定してあるので、手足が冷たくなってつらい」「スーパーに行くと、冷蔵ショーケースの冷気で体が冷えてしまう」「空調がきいた建物から外に出ると、急激な温度差で立ちくらみや頭痛がする」男性には、あまり実感できないかもしれませんが、冷えに関連する苦痛は女性にとって、とても深刻な悩みです。女性の多くが寒さに弱いのは、男性に比べて筋肉量が少ないことから、熱エネルギーの生産能力が少ないためです。寒さは、女性にとって、男性が感じるよりも強いストレスとなります。女性の体の末端や表面が冷えがちなのは、体温が下がるのを防ぐために、体の末端や表面の血管を収縮させ、毛穴も閉じて、放熱をできるだけ避けるためです。これによって、内臓などがある体の温度「深部体温」の低下を防ぐのです。そして、職場や買い物先など強い冷房の中で交感神経が緊張した後、外に出たり、家に帰ってくつろぐと、急激に体温が上がり、副交感神経優位となります。その結果、血管が拡張して血流が増えるわけですが、強く冷やされた後に、急激に血流が回復することで、だるさ、頭痛、腹痛などの症状が現れます。これらが、冷えに関連する苦痛や疲れの正体で、体温低下から身を守る反応であることもわかります。いつも強い冷気にさらされていると、この反応が過激になっていきます。ちょっとでも寒さを感じると、交感神経が優位になり、強い冷えを感じるようになり、それに対する副交感神経の反応も大きくなって、だるさ、頭痛、腹痛も激しくなります。冷えからくる不快な諸症状を緩和するために薬を使うと、交感神経性緊張に傾き、冷えの症状をさらに悪化させてしまいます。本当の対策は、体を冷やさず、温めることです。

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2020年

7月

10日

本八幡の整体院より,記憶力にも「息抜き」が大事

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。勉強にも仕事にも、「息抜き」「休憩」が大切です。これはわたしたちの日常的な実感としても、十分納得できることだと思います。でも、時間との勝負のような状況ではどうでしょう。あるいは、試験前の一夜漬けで、5分も休めない状況だとしたら?「休んでなんかいられない」と思ってしまうのも、無理ないように思われます。そんな時は、休憩することに科学的根拠があれば、安心して休憩を取れるのではないでしょうか。睡眠や仮眠が脳にプラスに働く研究は多いのですが、休憩となるとどうでしょうか。実を言うと、「休憩」「息抜き」の定義があいまいなのが、研究デザインを考えるときに立ちはだかる壁です。コーヒーを飲んで一服する、という場合は、カフェインやニコチンの影響を考えなければいけません。「息抜き」といっても、人によって、ネット、読書、ボーっとする…と、さまざまです。万人向けで、しかも他の要因を含まない純粋な休憩という定義は、なかなか難しいのです。記憶についての研究によれば、一夜漬けなどで短時間に詰め込んだ知識よりは、ある程度の時間をかけて、休憩を挟みながら繰り返し勉強して得られた知識のほうが、記憶が長続きするというデータが知られています。経験的にも納得のいくことですが、独立行政法人理化学研究所を中心としたグループが2011年に発表した論文で、この現象の科学的根拠を明らかにしました。適度に休憩を挟むほうが、記憶力が高まるという研究結果です。

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2020年

7月

02日

本八幡の整体院より,こころの余裕がひらめきを生む

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。日常のルーチンワークに忙殺されることだけが、仕事ではありません。発想の転換、魅力あるプランをひねり出す、斬新なアイデアを思いつくなど、創造力を発揮する思考作業こそが、重要度が高くやりがいあるというものです。考えを練りに練って、苦労の末に生み出されるアイデアもあれば、「ひらめき」の助けによって、素晴らしい案が生まれることもあるでしょう。言うまでもありませんが、精神的にも肉体的にも疲労していると、思考を粘り強く続ける持続力はもちろん、ひらめき、直感といった偶然の産物までもが、失われる可能性が高くなります。野球の千本ノックのように、へとへとになってからの練習が効果的…は、旧態依然とした体罰要素の強い練習です。ものを考えることも同じです。へとへとになって注意・集中力が失われてから考えても、いいアイデアが出るはずがありません。特に、あるテーマを考え続いていて、あるとき突然ヒントや結論が得られる「ひらめき」は、脳の休息、とりわけ睡眠を必要とすることがわかっています。よく引用される「ネイチャー」誌の論文ですが、ここで少し紹介しましょう。ドイツ・リューベック大学のグループがおこなった心理実験です。学生66人に数学的な「ひらめき」を必要とするパズルを解かせました。次に、パズルを解けなかった人たち、つまり「ひらめき」の足りなかった人たちだけを集め、彼らをA・B・Cの3つのグループに分けました。

A・朝に問題を見せて、起きたまま8時間考える。

B・夜に問題を見せて、そのまま徹夜で8時間考える。

C・夜に問題を見せて、そのまま8時間の睡眠をとる。

A・B・Cそれぞれのグループに8時間後、パズルに再チャレンジしてもらいました。結果は、考えないでそのまま睡眠に入ったグループCが、もっとも優秀な成績を出すことができました。

化学式のベンゼン環は、ドイツの科学者、アウグスト・ケクレが睡眠中の夢の中でひらめいたと伝えられています。DNAの二重らせん構造を発見してノーベル賞を受賞したジェームズ・ワトソン博士にも、似たようなエピソードがあります。休憩は、スケジュールに柔軟性や耐久性を生み出します。精神的にも余裕が生まれるので、発想力が高まったり、同じ時間での集中力が高まって生産性が向上したりします。ひらめきは、大脳皮質によって生み出される頭脳活動であると考えられています。そして、大脳は休むことで神経細胞をつなぐ枝を組み替えて、記憶の整理作業をおこなっているのです。休憩や睡眠を取らないで、仕事三昧でクタクタになってばかりでは、「ひらめき」力も失ってしまい、結果も残せず負のスパイラルに陥ります。自分の創造力を維持するためにも、休憩や睡眠で脳を休める習慣を身につけましょう。

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2020年

6月

25日

本八幡の整体院より,休憩でワーキングメモリの機能をチャージする

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。「忙しい」という字は、心を亡くすと書きますが、現代では「脳を失う」と言い換えてもいいのかもしれません。「一度にたくさんの仕事を頼まれる」「過密スケジュールでいっぱいいっぱい」こうなると、ミスが増える、物忘れが多くなる、イライラしやすくなるなど、脳機能の一時的な喪失現象が現れてきます。忙しくて「脳を失う」ことは、正確には「ワーキングメモリの機能低下」を意味します。ワーキングメモリとは、段取りをつける能力、あるいは何かをしながら情報や周囲の状況を短時間だけ記憶しておく、パソコンでいうメモリのようなものとされています。主に、大脳の前頭前野がワーキングメモリをつかさどっていると考えられています。段取り能力や同時進行能力の中枢なわけですから、仕事の負荷が重くなってくると、ワーキングメモリの処理能力も落ちてきます。具体的には、会話や状況が流れていく中で、ついさっき言われたことや気づいたことが、頭に入りません。直前のことが記憶できなくなると、次に何を言えばいいのか、何をしたらいいのかの判断が下せなくなってしまいます。ワーキングメモリの働きを一時的にでも失ってしまうと、記憶力、判断力、ひいては感情コントロール能力までもが、ダメージを受けることになります。まさに、あまりに忙しいと、「脳を失う」ことになりかねないのです。過剰負荷によってダメージを受けたワーキングメモリを復活させるいちばんの方法は、「休む」ことしかありません。休憩、息抜きによるリラックスがワーキングメモリの回復には、副作用もなく、しかも効果的です。現代医学においても、ワーキングメモリの機能を高める薬剤は、残念ながら発見されていません。しかし、もしそういう薬剤があったとしたら、人間は休む大義名分を失ってしまいかねません。疲れていても、「ワーキングメモリ回復剤でも飲んで頑張れ」と言われてしまいそうです。市販されている栄養ドリンクにも、交感神経を高めることによって、一時的にはワーキングメモリを高める効果は、実証されていないにせよあるかもしれません。しかし、一時的な効果に限定されるでしょう。忙しいときほど、「休む」が効くことを再認識しましょう。しっかり休憩を満喫するだけでなく、日常のちょっとした休憩や仮眠でさえも、ワーキングメモリを取り戻す効果としてはバカにできません。「ちょっと栄養ドリンクでも飲んで頑張ろう」と気合いを入れなければならないときもあるでしょうが、無理に頑張る前に「どこかで休憩できないかな」と考えることが、医学・科学の観点からも勧められる対処法です。こころも脳も失ってしまう前に、ちょっとした「休み」でワーキングメモリの機能をチャージしておきましょう。

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2020年

6月

19日

本八幡の整体院より,疲れたことに気づかない「疲れ」が増えています

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。「疲れが溜まれば、やる気も下がる」当たり前じゃないかと怒られそうですが、疲労と意欲との関係はそう単純なものではありません。「ラインに流れてくる製品を黙々とチェックする」「つまらない会議に座っているだけ」「誤字脱字がないかの確認作業」こういう単純作業は、忙しいという意識があまりなくても、意外なほど疲れを感じてしまうものではないでしょうか。会議に出ても何もしないで座っているだけなのに、終わったときどっと疲れを感じたり、単純な入力作業に飽きて集中力がなくなってしまったことはありませんか?逆に楽しいことは、かなり無理をしても疲れを感じることはありません。テレビゲームに熱中したり、打ち込める作業に没入したりしてしまうと、時間が過ぎるのが早く感じられます。退屈な作業や嫌な仕事など、気乗りのしないことを続けていると、自然に休みたくなってくるものです。疲れを感じれば、自然と休息を取る、気分転換をするなどの行動につながりますから、ある意味、これはこれで、バランスが取れているのです。実は、問題は、興味のある対象に没入してしまっている場合なのです。ほどほどならばいいのですが、度を越してしまうと、心身の疲労を脳が認識できなくなってきます。あるいは、「まだまだ大丈夫ですよ」と脳が体を欺いてしまい、歯止めがきかなくなってしまいます。最近、よく耳にする原因は、やはりインターネットやSNSです。夜にインターネットやゲームにはまってしまい、ついつい夜ふかしをしてしまう人が増えています。夜だけでなく日中もオフィスやカフェでネットに夢中になるあまり、猫背の窮屈な姿勢を長時間強いられることも、疲れの蓄積につながります。インターネットが文化系だとすれば、体育会系の疲労蓄積も最近見かけます。マラソンブームの昨今ですが、市民ランナーの方は要注意です。自分の実力に応じて無理のない練習メニューを組めばいいのですが、自己流の無謀なトレーニングをするあまり、肉体疲労が溜まっている場合があります。インターネットとランニング。まったく共通する部分が無いようですが、どちらも脳に快感、興奮を与えて「疲労」を感じにくくさせている危険性があります。おそらくは、依存症に深く関連している神経伝達物質・ドーパミンが作用するためではないかと考えられます。「走って気分がスッキリした」という、ランナーズハイ現象も有名です。一時的にはいいでしょうが、体力や健康状態を無視した無茶な練習を続けていると、突然「うつ」に陥る危険性もなくはないのです。「こころが折れる」という表現があります。歯を食いしばって仕事を続けたものの、ある日突然こころも体も動かなくなりベッドから起き上がれない。なかには不調になる直前まで頑張って成果を出していたという人も、珍しくはありません。脳が疲労にもっと早く気づいていれば、このようなことにはならずに済んだかもしれないのです。休息を入れずに自分に無理を強いていると、こころの金属疲労や疲労骨折のリスクが高まることを、覚えておいてください。

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2020年

6月

11日

本八幡の整体院より,すきま時間の「5分間瞑想」でリフレッシュ

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。「瞑想」と聞くと、禅やヨガなどを想像されるかもしれません。しかし、そうかしこまって考える必要はありません。「リセット」くらいのつもりで考えるのが、ちょうどいいと思います。ちょっとのあいだ「ボーっとする」、この程度でいいのです。瞑想には、集中力を回復させる、不安をやわらげる、痛みを緩和するなど、さまざまな精神作用があることが報告されています。「瞑想」未満の「リセット」は、研究結果こそありませんが、有害とは考えにくいでしょう。「瞑想」の利点を、少しは享受できると考えるのが自然だと思います。できれば静かな場所で、テレビなどの雑音を断ち、ボーっとしてみましょう。時間は、特に決まった長さはありません。多忙なわたしたちにとっては、5分くらいがいちばん抵抗のない長さかもしれません。本格的な瞑想となると、20分程度、しかも頭の冴えている朝におこなうことを推奨しているようです。しかし、現代人は午前中バタバタしていてなかなか瞑想をおこなう余裕はありません。むしろ、午前中の仕事をやり終えて昼食を取ったあとの昼休みなどは、リセットするにはいい時間かもしれません。集中力を整えて、午後の仕事に臨む準備をすることになります。退屈になってくるかもしれませんが、そうなったら呼吸に意識を向けましょう。息をゆっくり吐くことをこころがけ、「ボーっとすること」に意識を集中させましょう。呼吸法が大切です。目を閉じて、1度腹部にグッと力を入れて、圧力を内蔵全体にかけてみましょう。こうすることで、からだをリラックスさせるはたらきをする副交感神経が活発になります。そして、吐く時間を長く取る呼吸法をします。鼻から息を吸ってゆっくり数を数えながら、鼻から息を吐き出します。吐く時間を吸う時間に比べて倍以上取りましょう。これを、数回繰り返します。意図的に胸を圧迫して腹部でしか呼吸できないようにすると、腹式呼吸が徹底できます。おなかで、吐く時間を長くゆっくり取るようにするのです。副交感神経がはたらいてくれることで、脳のリラクゼーション効果も得られます。長期的に瞑想をおこなっている人は、脳の海馬の体積が大きくなる、「脳のシワ」が増える、脳溝が複雑に織り込まれるなど、脳の神経細胞にとっても有益であることが、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のグループによる研究で報告されています。

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2020年

6月

08日

本八幡の整体院より,脳の運動系を刺激すると神経細胞が活性化する

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。ウォ―キングやランニング、エアロバイクなど、単純でリズミカルな有酸素運動を続けると、神経伝達物質のひとつであるセロトニンが活性化し、不安やうつがやわらぎます。セロトニンの効用に関しては情報も多いですから、ご存知の方も多いでしょう。では、このような単純な動作をおこなう運動だけが健康的なのでしょうか。そういうわけでもありません。セロトニンだけで人間、生きているわけではないからです。たとえば、ゴルフやテニスなど、ボールやラケットといった道具を使うスポーツ。あるいはヨガやラジオ体操のように体幹・四肢を複雑に動かす運動。こういったエクササイズは、単純な有酸素運動とは違った効能をもっています。これらのスポーツは、脳の「運動系」というシステムをはたらかせなければならないという点が、単純動作とは異なります。バランス感覚、力の強弱、位置・方向感覚など、脳の「運動系」を活用するという意味で、脳のトレーニング効果もあるのです。運動系ではたらく脳の重要部分は、「小脳」と「大脳基底核」です。小脳は、大脳の後ろについている文字どおり「小さな脳」です。小脳は人間の平衡感覚をつかさどっています。小脳出血などで小脳がダメージを被ると、千鳥足になったり字がうまく書けなくなるなど、バランス感覚が崩れてきます。「大脳基底核」は、大脳の深部に位置しています。わかりやすく説明するのが難しいのですが、思い切って表現すれば自動車でギアを入れ替える「トランスミッション」というところでしょうか。脳梗塞などにより大脳基底核がダメージを受けると、動きがぎこちなくなる、固くなるなどの症状が生じます。道具を使ったり、手足をいろいろ動かしたりといった運動は、「小脳」「大脳基底核」という人間の運動系を刺激して、神経細胞を活性化させるのです。年をとっても、この「運動神経」を地道に刺激するようなエクササイズをおこなうことは、心と体にとてもいい影響を与えます。

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2020年

6月

04日

本八幡の整体院より,「静」だけが休むことではありません

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。「休む」というと、ぐったり寝そべっている、家でのんびりしているなど、何もしない「無為」をイメージするひともおおいでしょう。一方で、休日は好きなことをして楽しむ「行動」のチャンスでもあります。このように「休む」は、何もしない静的な側面と、アクティブで動的な側面を併せもっています。自分に合わせてこの2つの面を巧みに使い分けるのが、大人の上手な休み方でしょう。疲れが溜まっていれば、休息中心の静的な休日を過ごしたい気持ちになるでしょうし、外に出かけて気分転換をしたければ、外出中心の動的な休日を計画します。週休二日制ならば、土日のどちらかを静的、動的と使い分けているひとが多いのではないでしょうか。たとえ休みが1日でも、午前は静的・午後は動的、あるいは今週は静的ならば来週は動的などと、スケジュール帳を見ながら遊びの予定を入れている方もいると思います。ところが、これが平日になると事情が変わってきます。毎日仕事で手一杯で、自分の好きなことをする時間もなければ考える余裕もないという声が聞こえてくるようです。日々の休憩時間をやりくりするのに精一杯という職場も、あるかもしれません。忙しいと、休憩やカフェで一服など「静的」な要素ばかりを考えがちです。しかし、休みの「動的」な要素を平日のスケジュールの中に少しだけでもいいので入れてみると、日々の気持ちの張りも違ってくる可能性があります。言われなくても実践している、というひとも少なくないはずです。「水曜日はゴルフの打ちっ放しに行っている」「平日の夜、週に1度はヨガに通っている」「電気製品好きなので、会社帰りに家電量販店に行くのが楽しみ」習い事やスポーツなど、自分のために使う時間を平日に確保できるひとは、ぜひ、これからもそのペースで過ごしてください。ただ、平日にそんな余裕がないというひとは、小さいことでいいので自分のささやかな「好きなこと」をする時間を取り入れてみるのは、いかがでしょうか。小間切れ時間にできるささやかな楽しみは、元気のもとになります。まとまった時間でなくてもできることなら、なんでもいいのです。「食後のデザート」「ネットサーフィン」「はやりのゲーム」ポイントは、やっていて嬉しい気持ち、すがすがしい気持ち、満ち足りた気持ちになれること。他人から見ればくだらないことでもかまいません。あくまで楽しむのは、自分なのですから。

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2020年

6月

01日

本八幡の整体院より,「面倒くさい」ことは「とりあえず」始めてみる

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。うまく「休み」を取るためには、どうしても仕事を手早く済ませる「効率性」が求められます。仕事をやり残して週末や長期休暇に入ってしまうと、スッキリしない気持ちになるのは自然なことです。締め切りが決まっている仕事ならば、追い込みがきく場合が多いでしょう。とはいえ、そういう仕事も、いざとなるとやり始めるのに結構時間がかかってしまう経験は、みなさんあるのではないでしょうか。試験勉強をしなければならないのに、デスクや部屋の片付けをしてしまう。書類の準備が明日までなのに、なぜだかさっきからネットサーフィンと自動販売機の飲み物購入の往復をしているだけ。心当たり、ありませんか。やらなければならない「面倒くさい」ことをついつい避けてしまうという一見非合理的な行動は、程度の差こそあれ誰でも経験しているでしょう。先送りできないことはわかっているけど、できる範囲ではやっぱり先延ばしにしてしまう…「そろそろ始めないとヤバい」と気づき始めたところで、重い重いやる気の腰が上がり始めます。「終わらない」という危機感で仕事ははかどるかもしれませんが、もっと早く始めていれば、もっと早く終わったはず…スタートダッシュとまではいかなくても、片付けやネットサーフィンなど、本来しなければならないことからの「回避行動」をしないための工夫はあるのでしょうか。「するべきこと」の内容が具体的でなく、量も決まっていないと、やる気はなかなか起きないものです。「取りかかったら、結構手こずるのではないか」という不安が、手を出すのをためらう一因になっているのです。逆に言えば、そうした不安が払拭されれば、「始められないクセ」はなおせます。まず、やるべき作業を、プロセスに従っていくつかの段階、ステップに分割することから始めましょう。そして、最低でも第1ステップぐらいは今日中に済ませるなどと、区切りの感覚をもつことです。こうすると、「なんとなく明日中に全部を済ませられるかな」といったどんぶり勘定をして、結果的に失敗することを防げます。仮に、自分の思ったとおりに済ませられなくても、第2ステップはこの曜日にやろうなどと、計画性が高まってきます。もうひとつ言えば、「やる気を出すぞ!」「スタートダッシュだ!」と頭の中で意気込むことは、脳科学的には効果が今ひとつです。気合いを入れるよりも、「とりあえず何かする」ことです。パソコンの電源を入れたり、ファイルを新規作成したりするなど、手足や指を動かすほうが、意欲のスイッチを入れるには現実的なのです。これは、もう100年近く前に発見された現象です。ドイツの精神医学者、エミール・クレペリンが、作業を始めてみるとだんだん気分が上がってきて、やる気が出てくる現象を見出し、「作業興奮」と名付けました。できるだけ早く「作業興奮」に入ることが、仕事を手早く済ませるコツです。それには、些細なことでいいので済ませるべき作業に、「とりあえず」手をつけてみることです。「とりあえずビール」が、スムーズな宴会のスタートに役立つように、「とりあえず」が、やる気の原動力になります。それが、回りまわって、スッキリした気持ちで休みに入れることにもつながっていきます。

 

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2020年

5月

28日

本八幡の整体院より,休みを「楽しみにする」ともっと楽しくなる

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。「休みに入る前がいちばん楽しい」子どもから大人まで、うすうす感じている共通認識だと思います。年度初めで忙しい4月は、ゴールデンウイークをひとつの区切りとして頑張ることができます。7月に入れば、夏休みが待ち遠しくなってくるでしょう。忙しい師走も、お正月というのんびりした時間があればこそ乗り切れるというものです。「あと1週間頑張れば、夏休みだ」「来週の今頃は、南国の海に行ける」「今日の仕事が終われば、明日は朝寝ができる」休みに入る前の期待感、安心感、高揚感は、わたしたちに喜びを与えてくれます。休みの前半は、この喜びが保たれます。問題は休みの後半部分です。休みが終わりに近づくと、仕事などの現実生活がどんどん重く感じられてきます。「もう休みも終わりか…」「明日から仕事か…」中には、「リフレッシュできたから、明日から頑張ろう!」というテンションの高い人もいるでしょうが、休みの終わりは多少なりとも曇りがかった気分で迎えている人が少なくないはずです。脳科学からも、「休みに入る前がいちばん楽しい」症候群は、説明がつきます。神経伝達物質のひとつ、ドーパミンの特徴がよく表れているからです。ドーパミンは「喜びの物質」であると、よくたとえられます。快楽になるような刺激に反応するのが、脳神経系のドーパミンの役割です。ボーナスをもらえる、上司にほめられるなどのご褒美によって、エネルギーが湧いてくるというプラスの側面が、よく説明される内容です。しかし、このドーパミン効果には、アルコールやタバコ、違法なものならば覚せい剤など、度をこした快楽に対しては自制がきかなくなり、「やめられない、止まらない」という、いわゆる「依存症」になってしまう負の側面もあります。「もうすぐ休みだ」という期待も、ドーパミンを活性化させる刺激にほかなりません。むしろ、「休む」という行為よりも、ドーパミンを刺激する効果が強いかもしれません。その根拠としては、ドーパミン自体が喜びをもたらすものではない、という研究結果があげられます。心理実験においても、ドーパミンをより刺激するのは今の「喜び」ではなく、将来への「期待」であることがわかっています。ニコチン依存症ならば、喫煙中の喜びよりも、喫煙前の「これからタバコを吸える」という期待感のほうが、ドーパミンの働きを強めるようです。タバコは健康に悪いと思っていても、この期待感に逆らえず、ついつい一服してしまうのです。ひるがえって「休み依存症」などというものがないことからもわかるように、「休み」は依存性の強い物質に比べれば安全なものですし、人間には必要不可欠なものです。ドーパミンの性質を考えれば、休みに対する「期待感」を、1年を通して継続的かつ自覚的に用意していくことが、やる気を維持するポイントになると思います。「休みの後半になって気が重くなってきた…」そんなときこそ、新たな「期待感」をもつことで、ドーパミンが働いて気分が上がります。次の週末のことでもいいですし、いずれ旅行に行きたいところについて調べたり資料を取り寄せて眺めたりするだけでも、気分はずっと良くなるはずです。

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2020年

5月

23日

本八幡の整体院より,疲れて効率が落ちるより、ちゃんとサボる

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。「昔は3人でやっていた仕事を、今は2人でやらされる」こんなグチを、施術中でもしばしば聞く機会があります。リストラなど人員削減の影響だけでなく、心身の病気で休んでしまった同僚のぶんの仕事もカバーしているというケースもあります。「戦力の大きさは数の2乗に比例する」というランチェスターの法則をそのまま当てはめるわけにはいかないでしょうが、1人人員が減ると、組織の戦力は1人分以上減るという感覚は共通していると思います。過積載のトラックは事故を起こしやすいのと同じで、仕事、ストレスの過積載は心身の病気の元です。優先順位の低いものを省き、最重要な仕事、あるいは自分および家族の健康といった重要度の高い案件に力点を置くこと、いわゆる「上手に手抜きする」「サボる」作法は、厳しい今後の日本社会を生きていくうえでは欠かせないスキルです。「サボる」と聞いて、悪印象をもつ人も少なくないでしょうが、ここでは、もっと自他ともにプラスになる前向きな「サボり」について考えてみましょう。1時間でも30分でも、まとまった時間を自分のためにキープすることも、広義の「サボり」に入ると思います。キープした時間をボーっとする、週末や長期休暇の予定を考える、または、長期的な仕事や家族の計画を考えてみるのに当てるのも悪くないでしょう。忙しいときは、慣れや惰性でむしろ非効率で生産性の低い努力をしてしまっている場合が少なくないものです。こうした場面で、会社や組織に対して自分を良く見せようとする八方美人的な人ほど、「サボる」ことが苦手で、四方八方から押し寄せる業務に押しつぶされてしまうのかもしれません。

 

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2020年

5月

21日

本八幡の整体院より,今さらですが、「こり」のメカニズム

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。2時間も3時間も同じ姿勢で作業をしていたため、肩や腰が重くなった。そこで、しばらく休憩をすると、今度は肩や腰が痛くなってきた…。そんな経験をしたことがある人は少なくないでしょう。体の「重さ」と「痛み」には相関関係があるのです。ここでは、そのメカニズムをわかりやすくご説明します。まず、肩や頭、腰がこって重くなるのは、ストレスにより交感神経が優位になり、血行が悪くなっている状態です。血管の収縮が続くことで、血流が滞り、疲労物質(乳酸など)がたまって筋緊張が起きてくるのです。頭痛も頭の筋肉が緊張して起こります。こうして交感神経が優位になり血流が滞って筋緊張が起こると、次には、回復を図るために、副交感神経が優位になります。副交感神経は、プロスタグランジンというホルモン様物質を使って、血流を回復させようとします。プロスタグランジンには、①血管を拡張させる、②痛みを起こす、③発熱させる、という3つの働きがあります。疲れが生じた患部に感じる痛みや熱、赤みを帯びた腫れなどは、いずれもプロスタグランジンが血流を回復させて組織の修復を図っている時の現象です。つまり、肩がガチガチにこって重くなった部分が、その後、痛くなるのは、組織を疲労から回復させようとして体が起こす「回復反射」なのです。頭痛持ちの人はおわかりかと思いますが、最初は頭の筋肉が緊張して頭が重く感じる状態になります。その後、昼休みや帰宅後など、ふっと気を休めて副交感神経が優位になった時に、痛みが出てきます。プロスタグランジンによって血管が拡張し、血液がどっと押し寄せるので、ズキンズキンという拍動性の痛みが出てくるのです。腰痛持ちの人も同じです。たとえば、職場で長時間、同じ姿勢でパソコンに向かって作業をしていると、最初は腰が重く感じるはずです。その後、体を休めた時に痛みが生じてきます。これは、筋緊張を緩和し、疲労物質を洗い流すための血流回復反射が起こるからです。

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2020年

5月

14日

本八幡の整体院より,子どものアレルギー

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。私たちは昼間、仕事をする時、自然と交感神経が優位になり、筋肉を緊張させています。仕事が忙しい日などは、1日のほとんどを交感神経優位の状態で過ごすことになります。すると、夜になっても、緊張感が残るという症状が出てきます。睡眠中に「肩がこる、腰が張る、こむら返りが起きる、指がつる」という独特の筋緊張がでてきたら、その人は交感神経の緊張で疲れていると言えます。子どもの場合、筋緊張は、夜間の歯ぎしりの形で現れがちです。寝てから「ギ―ギ―」と歯ぎしりするのは子どもに精神的な負担がかかっているからだと考えられます。仕事や勉強のほか、心理的なストレスでも、交感神経は緊張します。大人の場合は、さまざまな悩み事、怒り、抑圧された感情などが交感神経を緊張させます。ストレスがもとで交感神経の緊張が続くと、疲れが発生します。子どもの場合は、親の心理的ストレスを感知すること自体が自分のストレスになることが多いようです。たとえば、お父さんが、夜遅くまで長時間労働をして、なかなか家に帰ってこないと、お母さんの心が満たされなくなり、交感神経が優位になる。そのお母さんと接している子どもは、お母さんの不安を感じ取って交感神経が優位になる…。私たちは、心が満たされている時には、ストレスを受けても心のゆとりを保てるものです。しかし、お父さんも忙しい、お母さんも心のゆとりがない、あるいは両親とも働きに出て家にいないとなると、子どもは常に漠然とした不安を抱えながら毎日を過ごすようになり、心にゆとりがなくなります。そして、家庭にたまったストレスを身に受けてしまうのです。ストレスがさらにひどくなると、子どもには、夜の歯ぎしりどころか顎関節症やアレルギーの症状などが出てきます。現代の子どもたちは、日頃から、甘いものを食べ、運動不足で副交感神経優位となり、リンパ球体質ができ上がっています。そこに、家庭のストレスが押し寄せると、一気に交感神経が優位となり、それを排泄しようとして、副交感神経が優位となります。ここで、ぜんそくやアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状が発生するわけです。子どものストレスを解消するには、親自身が疲れをためないことも大切です。対症療法として、抗ヒスタミン剤やステロイド剤を長期にわたって使うのはお勧めできません。アレルギーの症状は、普通は大人になって交感神経優位の体質に移行するにつれ治まっていくものです。ところが、ステロイド剤を長期間使うことにより、ステロイドが、酸化コレステロールという過酸化脂質に変化して体内に沈着し、炎症の原因になるのです。これが、近年、増加している成人のアトピー性皮膚炎が治りにくい真の原因です。

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