本八幡の整体、風の整体院の岩田です。眠れない、寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、十分な時間寝てもスッキリしないなど、不眠に悩んでいる人は多くいます。日本人の場合、成人の5人に1人が、60歳以上では3人に1人が不眠に悩んでいるとの調査結果もあるほどです。特にコロナウイルス感染症の流行によって、先の見えない不安や会いたい人に会えないストレスを抱え、生活スタイルを変えざるを得なかった頃には、ますます不眠を感じる方が増えたのではないでしょうか。最も簡単で最良の睡眠法は、入浴です。良質な睡眠をとるには、眠りはじめの90分間が大事です。そこで深い睡眠を得られるかどうかが、睡眠の質を左右するといわれます。そして、多くの研究で、いったん体温を上げたあと下がっていくタイミングで布団に入ると、最初の90分間に深い睡眠を得られることがわかっています。この「いったん体温を上げる」ために、自宅でできる最も手軽で有効な方法が入浴なのです。このときに気をつけていただきたいのは、タイミングと温度です。まずタイミングは、布団に入る1時間半前にお風呂に入ると、ちょうどいいといわれています。入浴で上がった体温がほどよく下がってきたところで睡眠に入ることができるからです。また、温度は、高すぎると交感神経のスイッチが入って体が興奮してしまいます。自律神経は、日中は交感神経のほうが活性化し、夜に近づくにつれて副交感神経優位に変わっていくのが自然なリズムです。眠りにつくには副交感神経のほうを働かせてリラックスする方向にもっていきたいので、温度はやはり40℃くらいまでにしましょう。眠りたい時間の1時間半前に40℃のお風呂に入り、体をいったん温めて、ほどよく体温が下がったところで布団に潜り込む。これが最良の睡眠法です。
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