2020年9月ブログ

2020年

9月

24日

本八幡の整体院より,疲れが取れる「理想の週末」

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。疲れやすい人は、往々にして働きすぎの傾向があります。働きすぎている人の多くは、真面目な人です。真面目な人は、ひとつの健康法を知ると一生懸命におぼえ込み、厳格に実施しがちです。あまり厳格に実践すると、むしろ「体の声」を聴き落として、自分の体に合わないことをしてしまい、体調を崩しやすくなるかもしれないのです。そもそも今までとは違う習慣を、無理に実行しようとすること自体がストレスになり、交感神経を緊張させ、疲れやすい体質を助長しかねません。ですから、気楽に休日からでも始めてみたらどうでしょう。なかなか休日を取れない人は、まず休日を取ることから始めればよいと思います。人間、考え方も、体質も、生活も、人生も、急激に変えることは難しいものです。それぞれに「慣性の法則」のようなものが働いているからです。体の声を聴きながら、少しずつ努力をして、軌道修正をするしかありません。そうした中で、ある日ふと気がつくと、「そういえば、ずいぶん疲れにくくなったな」と感じられる状態になっています。真面目な人、忙しくて疲れている人にとっては、そのくらい気楽に始めるのが、ちょうどいいと思います。みなさんの中には、自分なりのストレス解消法をお持ちの方もいるでしょう。休日などに好きな趣味に没頭し、仕事のストレスから解放されようとしている方は多いのではないでしょうか。しかし、好きでやっていることが本当にストレス解消になっているのかどうか、1度チェックしてみることも意外に重要です。たとえば、平日が忙しくて、交感神経が優位気味の人が、休日に、あまり交感神経が優位になるようなことをすること、かえって疲れが増すかもしれません。平日に目を酷使している人が、休日にも目を使いすぎると、ますます交感神経が緊張して疲れます。休日には、ごろ寝をして、チャンネルを切り替えながらテレビを長時間観たり、ゲームをする人も多いかもしれません。仕事でパソコンの画面を見るよりはましだとしても、やはり目は疲れます。その最中は、楽しい情報が自動的に流れてくるので、スッキリしますが、夕方ごろ一息つくと、「ちょっと疲れたな」と感じるのが普通です。やはり休日くらいは、目を休めなくてはいけません。一方日ごろラクをしすぎて疲れやすくなっている子どもたちが、休日もゆっくり休む生活をしていると、ますます疲れやすくなってしまいます。お父さん、お母さん、子どもたち…家族それぞれに自律神経のバランスが違うでしょうから、それぞれの現状を観察し、バランスを取り戻すのにふさわしい過ごし方をするとよいと思います。

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2020年

9月

17日

本八幡の整体院より,努力と結果は比例するとはかぎらない

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。「頑張り屋さん」と言われれば、誰でも悪い気はしないでしょう。成績でなく努力をほめることは、子どもの教育面でも大切なことだとされています。学校での努力をほめられて育ってきた人は、「頑張り屋さん」の社会人になっているのではないでしょうか。「頑張り屋さん」であることは、もちろん美徳なのですが、「頑張りすぎ」は、かえって自分を苦しめてしまい、成果も上がらなくなることがありえます。得に社会人になってからは、汗をかいた努力よりも、残した成果が求められます。頑張る=とりあえずほめられる、という法則が通用しなくなってきます。「部長が満足するレベルにまで書類を仕上げないと」「いざ資料を提出しようとすると、間違いがないか心配になってしまう」「こんな出来では、また注意されてしまう」などと、失敗を恐れてしまう心理を背景とした頑張りは、自分を精神的に追い詰めることがほとんどです。100あるものをすべて100の品質で仕上げようとする人よりも、質は80でいいからスピードを優先する、あるいは、ここはアバウトに80%で済ませて、ここは120%ぐらいにしっかり固めておこうなどと、重要なところとそうでないところを区別できる人のほうが、結果を残せるようになってきます。マラソンや長距離水泳のような長丁場のスポーツは、すべての時間を100%のエネルギーで活動できるわけではありません。ある程度落としたペースを、ある程度の時間にわたってキープすることが、求められるのです。長いスパンでものごとを捉えると、ペースを落とす、あるいは抜きどころや休息を巧みに取り入れるテクニックが必要だということがわかってきます。いわば、「休み上手な頑張り屋さん」が、結果を残す努力家ということになるのではないでしょうか。スポーツ、特にトップアスリートの中には、自分を追い込みすぎて常識では考えられない過剰な練習量をこなすあまり、「オーバートレーニング症候群」に苦しんでしまう人も見られます。オーバートレーニング症候群とは、まさに「過剰練習症候群」のことです。ハードなトレーニングを長期間にわたって続けると、疲労が原因で成績が上がらず、パフォーマンスが低下してくることがあります。普通の疲労ならば、適度な休息ですぐに回復するはずです。ところが、2週間以上休息しても回復しない状態が、しばしば見られます。これが、オーバートレーニング症候群です。オーバートレーニング症候群では、いろいろな不調が現れます。全身倦怠感や不眠、食欲不振や過食など食欲の変化、イライラ感、集中力低下、抑うつ気分など、うつ病と区別が難しくなるくらいのつらい状態になることもあります。勝利や記録のプレッシャーと戦い続けるトップアスリートでなくても、「頑張り屋さん」と言われる人は、オーバートレーニング、あるいは、オーバーワークに無意識のうちに陥ってしまう危険性が高いと思われます。ちょっと息切れする、くらいではすまない不調に陥るケースも多いのです。オーバートレーニング症候群の治療のポイントは、薬ではありません。適切な休息、それ以上に「休息する勇気」です。「頑張り屋さん」は、休息することに不安や罪悪感をもっていることがほとんどです。休息する不安との戦いも、強いられるのです。

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2020年

9月

03日

本八幡の整体院より,「酒」との上手な付き合い方

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。リラックスと元気づけの両方の作用を持っているものと言えば、アルコールもその仲間です。アルコールには興奮作用がありますが、体にとっては不要なので、最初は排泄反射が起き、副交感神経が優位になってリラックスします。その後、だんだん元気な状態になり、興奮の世界に入っていきます。アルコールを飲んでから2~3時間後を境に、副交感神経優位から交感神経優位に切り替わっていきます。酒の席を思い浮かべてみればわかると思いますが、最初は皆、リラックスモードに入り、次第に興奮モードに切り替わっていくはずです。リラックスモードでは、日ごろの仕事ぶりに対する慰労をし合うなど、癒しの場をつくり出します。その後、興奮モードに入ったあたりで、皆で夢を語り合う、将来のビジョンを語り合うよう心がければいいでしょう。酒の席がプラスに働き、疲れも緩和されるかもしれません。しかし、同じ酒の席でも、最初の副交感神経反応の時は愚痴、不平不満を吐き出すだけ、興奮モードに入ってからは、怒りを爆発させるというようなマイナスの流れになってはよくありません。愚痴を言うのも時々はいいでしょうが、いつもそればかりだと、精神的にもよくないし、疲れを悪化させかねません。よく言われるように、お酒もほどほどにしなくてはなりません。なぜなら、3時間を超えて、大量に飲むと、二日酔いになってしまうからです。交感神経緊張の極致の状態で、疲れが取れるどころではなく、完全に疲れをひどくしてしまいます。二日酔いの時は、のどが渇いて、脈が速くなり、鼻水が黄色くなっているでしょう。これらはすべて、交感神経が優位になっている証拠です。若いころに飲みすぎて、頻繫に二日酔いになっている人は、早めに認知症になる可能性が高くなります。交感神経緊張の極致で、脳の血流不足が深刻化し、脳神経がやられてしまうからです。アルコールも、時々、適量を飲む分には疲れを回復させるかもしれませんが、度が過ぎると、疲れを助長させ病気を招くことになります。

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