2018年9月ブログ
2018年
9月
30日
日
よく噛んで食べる
お読みいただき、ありがとうございます。本八幡・京成八幡 風の整体院 岩田です。「早食いは肥満のもと」と、よく言われます。まさにその通りです。早食いをすると、脳の「満腹中枢」が察知する前に食べ過ぎてしまい、いわゆる「大食い」「ドカ食い」になってしまうからです。しかし、「早食い」のデメリットはそれだけではありません。よく噛むことなく、ほとんど飲み込むかのようにガツガツ食べると、交感神経が過剰に興奮して、副交感神経の働きが低下します。すると、腸が動かず、消化・吸収が十分にできないため、余ったエネルギーがそのまま体脂肪になってしまうのです。つまり、年を重ねれば重ねるほど、「早食い」の人に、肥満、メタボが多くなるのも、このメカニズムです。若いうちは自律神経の働きが活発で、少々の「早食い」「大食い」もリカバリーできますが、男性は30歳、女性は40歳をめどに、副交感神経の働きがガクンと下がるので、「早食い」「大食い」のデメリットが、まっしぐらに肥満、メタボにつながってしまうのです。ゆっくり、よく噛んで食べると、まずは表情筋がゆるんでくれます。ウソでもいいから「口角を上げて笑顔をつくると副交感神経が活性化する」のと同じ原理で、よく噛めば噛むほど、表情筋がゆるんで、副交感神経の働きを高めてくれます。また、食べ物をゆっくり噛む、その「咀嚼のリズム」が、さらに副交感神経の働きを活性化してくれます。副交感神経の働きが高まるにつれて、腸がより良く動くようになって、消化・吸収がスムーズになり、結果、腸内環境も良くなって、全身に質の良いきれいな血液が流れるようになります。代謝も上がり、余分な体脂肪が蓄積しにくい体に変わっていきます。もちろん、便秘も改善します。
2018年
9月
29日
土
温かい飲み物や食事を摂る
お読みいただき、ありがとうございます。本八幡・京成八幡 風の整体院 岩田です。イライラしたり、疲れたとき、1杯のスープやお味噌汁、アツアツのおでんやシチューなど、温かい飲み物や食事をとると、それだけでほっとして、落ち着いた気分になって、元気が出た…。そんな経験をした方も、多いのではないでしょうか?じつは、それは気分だけの問題ではありません。温かい飲み物や食事は、胃腸の血流を促し、それだけで副交感神経を活性化させてくれる効果があるのです。ですから、ストレス過多で、イライラしたり、不眠になったりしたときは、とくに1日をしめくくる夕食は、できるだけ冷たい飲み物や食事を避けて、温かい飲み物や食事を心がけると、副交感神経の働きが高まり、乱れた自律神経のバランスを整えてくれます。とはいえ、とくに夏の暑い日などは、どうしても冷たい飲み物や食事をとりたくなることもあると思います。そんなときは、ぜひ、「酢」などの酸味を活用してください。酢やレモン、梅干しなどの酸味をとると、胃腸が排泄反射を起こし副交感神経が活性化します。ですから、冷やし中華、冷製パスタ、冷やしそうめん、あるいは冷たい飲み物を飲むときも、ちょっと意識して、酢を足したり、レモンを搾ったり、酸味をプラスすると、それが冷たい飲み物や食事を「おいしく」楽しみつつ、副交感神経を優位にする食事術のポイントです。
2018年
9月
24日
月
連休でお疲れの方へ
お読みいただき、ありがとうございます。本八幡・京成八幡 風の整体院 岩田です。ストレス社会に生きていると、交感神経が優位になりがちです。つねにイライラして、眠りが浅く、どれだけ寝ても疲れがとれない。そんな人を調べてみると、だいたい交感神経の働きが異常に優位になっているので、改善するためには、交感神経の興奮を抑える栄養素を積極的にとることが大切です。その筆頭がカルシウムです。カルシウムは骨をつくる主成分ですが、じつは神経にも含まれていて、興奮を抑える働きをしています。また、豆腐をつくるときに使う、にがりの代表的な栄養素、マグネシウムも、交感神経の興奮を抑えて、自律神経を安定させてくれます。さらに、豚肉などに多く含まれるビタミンB群も、別名「ストレス・ビタミン」といわれるほど、神経の安定に欠かせません。なかでも、青魚に豊富なビタミンB6は、刺激を抑制する神経伝達物質の生成に関わっており、神経過敏、不眠に効果があると言われています。アスリートやプロスポーツ選手が、試合の前にビタミンB群が豊富な豚肉や青魚を食べるというのも、試合からくるプレッシャーやストレスからくる交感神経の興奮をしずめ、神経を安定させるためです。ちなみに、カルシウムは、ちりめんじゃこ、シラスなどの小魚だけでなく、チーズや乳製品にも豊富に含まれています。マグネシウムは、豆腐、納豆、豆乳などの大豆や大豆製品、雑穀、海藻などからとることができます。
2018年
9月
16日
日
食事を抜いても瘦せない
お読みいただき、ありがとうございます。本八幡・京成八幡 風の整体院 岩田です。年を重ねるごとに、ウエスト回りが増えていく…。そんななかで、「瘦せたい」と願っている人も多いと思います。しかし、ここでのポイントは、「食事を抜いても瘦せない」ということです。実は、「肥満」も、自律神経の乱れが大きな原因になります。これがいわゆる「ストレス太り」です。肥満というと、食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足によるカロリー過多が原因だと思われがちですが、最近の研究によって、「自律神経の働きの低下」も肥満を促進することが明らかになっています。肥満の人、太っている人は、よく異常なほどに汗をかきますが、実はあれも自律神経の働きが低下していることが主な原因です。自律神経全体のバランスが低下してしまうと、体の組織が水分をうまく吸収できなくなるので、せっかくとった水分が汗となって体の外に出てしまうのです。それほど水分をとっているわけでもなく、暑いと感じているわけでもないのに、いつも大量の汗をかいてしまう。そういう人は、自律神経全体のバランスが落ちてしまっていると思って、まず間違いありません。では、どうすれば、低下してしまった自律神経のバランスをアップさせ、肥満体質から、痩せ体質に変わることができるのでしょうか?1つのポイントは、やはり、「食事のとり方」の見直しです。できれば1日3食、規則正しく、バランス良く「おいしい」ものを楽しんで食べることです。その上で、どうしても肥満が気になる人は、つねに「腹八分~六分目」を心がけます。そうすれば、特にカロリー制限を意識しなくても、1日の摂取カロリーも自然に80~60%に抑えられるようになります。ただし、早く瘦せたいからといって、食事を抜くのは逆効果です。てっとり早いダイエットというと、「断食」「食事の回数を減らす」という方法に走る人も多いと思いますが、食事を抜くと腸が動かなくなるので、自律神経のバランスがますます乱れ、かえって肥満体質を促進してしまいます。
2018年
9月
14日
金
「おいしくない」食事は悪影響
お読みいただき、ありがとうございます。本八幡・京成八幡 風の整体院 岩田です。「おいしくない」食事を無理にとりつづけるほど、自律神経のバランスアップに悪影響があるものはありません。そもそも食事とは、本来、楽しいものです。生命を維持するために必要なエネルギーや栄養素を摂取するというだけでなく、仕事や人生や人間関係や友情や恋愛を、より豊かに充実させるためのモチベーションを高めてくれる豊かでしあわせなものです。ですから、「これはダメ」「あれはダメ」というような細かいことは、極力、言うべきではないでしょう。なぜなら、それがどんなに「体にいい」食事であったとしても、「おいしくない」食事は、それだけでストレスになり、結果、腸内環境の悪化や血流の悪さにつながり、何よりも自律神経のバランスをダウンさせてしまうからです。そして、実は「ストイックな生き方(食べ方)は、きれいな腸をつくらない」のです。「第2の脳」と呼ばれる腸は、自律神経の働きにダイレクトに関わっているだけでなく、精神的な影響を受けやすい器官です。たとえば「仕事や人間関係のストレスで便秘になった」「大事な会議やプレゼンの前は、いつもプレッシャーとストレスで下痢になってしまう」というのも、腸が精神的なダメージを受けやすい証拠です。そのメカニズムをごく簡単に説明すると「ストイックになり過ぎる→できなかったときに自己否定や自己嫌悪に陥ってストレスが増える→腸内環境が悪くなる→自律神経が乱れる」そして、自律神経が乱れると、まさに体にとっても、悪影響ばかりです。それはなぜかというと、副交感神経の働きが下がり、その結果、血管が収縮して、末梢まで血流が流れにくくなって、血液はドロドロになり、全身のあらゆる器官、細胞がどんどん調子を悪くしてしまうからです。現代社会に生きていると、ただでさえいろいろなストレスに晒されます。そのストレスを解消してくれるものの1つが、「おいしい」食事です。それなのに、そんな食事の楽しみさえガマンして、さらに「あれはダメ」「これもダメ」というような、新たなストレスを加えるというのは、まったくのナンセンスです。
2018年
9月
13日
木
オリーブオイルは便の潤滑油
お読みいただき、ありがとうございます。本八幡・京成八幡 風の整体院 岩田です。油というのは、カロリーが高い=太るというイメージを持っている人が多いと思います。ですから、ダイエットのために油ものを控える、油抜きの食生活をしているという人の話もよく耳にします。腸内環境を良くして、自律神経を整えるには、むしろ、上質な油はとったほうがいいと思います。なぜなら、油脂というのは、便の潤滑油にもなってくれるからです。たとえば、おススメは、酸化されにくいオレイン酸をたっぷり含んだオリーブオイルや亜麻仁油です。これらは、腸のなかで、便の潤滑油になって便秘を防いでくれるだけでなく、ポリフェノールなどの抗酸化物質も豊富に含み、それが悪玉コレステロールを減らし、細胞の老化を防ぐ作用もしてくれると言われています。また、腸内の炎症を抑え、善玉菌を増やし、血液の流れを良くして腸内環境を整える働きもしてくれるからです。目安は、朝食の際にスプーン1杯です。もちろん、オリーブオイルも亜麻仁油もカロリーはありますが、朝は代謝もいいですから、スプーン1杯くらいの油のカロリーは、「ダイエット」という意味でも、まったく問題ありません。むしろ、積極的にとったほうが、腸がよく働き太りにくくなります。ただし、いくら油が便の潤滑油にいいといっても、酸化した油脂やトランス脂肪酸は、なるべくなら避けてください。空気に長く触れたり、加熱されて酸化した油脂は、体内で「過酸化脂質」というものに変わり、それがいわゆる「悪玉コレステロール」を増やしてしまい、腸内環境を悪くし、自律神経の働きを乱してしまうからです。ちなみに、マーガリンやショートニング、加工油脂に含まれているトランス脂肪酸も、過酸化脂質と同じ作用をするので、なるべく避けたいものの1つです。
2018年
9月
11日
火
「食物繊維」腸の掃除役
お読みいただき、ありがとうございます。本八幡・京成八幡 風の整体院 岩田です。便秘の特効薬といえば「食物繊維」です。腸の中で、さまざまな老廃物、食べカスをくっつけながら、便の主材料になってくれる「食物繊維」は、いってみれば、腸の掃除役です。これは、人間の消化酵素では消化されにくい栄養素の総称で、大ざっぱいいえば「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の2つに分けることができます。不溶性食物繊維の特質は、腸の中で水分を吸って膨らむことです。一方、水溶性食物繊維は、水に溶けて便をやわらかくしてくれます。ですから、便秘中に不溶性食物繊維をたくさんとると、逆に、お腹が張って苦しくなることもあります。それはなぜかというと、不溶性食物繊維の刺激で、腸の蠕動運動が起こり、たまっていた便の水分が吸収されるため、便が硬くなってしまい、ますます出にくくなってしまうからです。ちなみに、不溶性食物繊維を比較的多く含んでいる食品は、バナナ、ごぼう、コンニャク、オクラ、枝豆、たけのこなどの野菜や根菜類です。一方、水溶性食物繊維を比較的多く含んでいる食品は、海藻、きのこ類、ジャガイモ、山いも、里いもなどの芋類、麦、小麦胚芽や全粒粉入りパンやシリアルなどです。とはいえ、「水溶性」「不溶性」を細かく覚える必要はありません。水溶性、不溶性ともに豊富に含んでいるキウイフルーツ、リンゴ、ミカンなどの果物をはじめ、ほとんどの野菜、海藻、果物には、水溶性、不溶性の2つの食物繊維が共存して含まれていますので、できるだけ「野菜」「海藻」「果物」「きのこ類」を積極的にとる、という意識を持つだけで十分です。
2018年
9月
04日
火
善玉菌を増やす
お読みいただき、ありがとうございます。本八幡・京成八幡 風の整体院 岩田です。私たちの腸内には、1.5㎏もの腸内細菌が住んでいます。そのうち、消化・吸収を助けてくれたり、免疫機能を高めてくれるのが、いわゆる「善玉菌」です。一方、毒素を発生させたり、病原菌を増殖させたり、腸の炎症を引き起こしたりするのが「悪玉菌」です。腸内環境を改善させるためには、いかに「善玉菌」を増やし、「悪玉菌」を減らせるかにかかっているわけです。とはいえ、「悪玉菌」をすべて減らすということはできません。どんなに腸内環境が整って、きれいな腸の人であっても、「善玉菌」が2割、「悪玉菌」が1割、そして、腸の状態によって、善・悪、どちらにも転んでしまう「日和見菌」が7割、このバランスです。では、どうしたら、増えてしまった「悪玉菌」を減らし、「日和見菌」を「善玉菌」に変えることができるのでしょうか?そのための強い味方が「発酵食品」と「食物繊維」です。なかでも、手っ取り早く善玉菌を増やすためには、腸内で善玉菌に変わってくれる乳酸菌やビフィズス菌などの生菌をとるのが一番です。ですから、朝食のときに、生菌を添加したヨーグルトなどの発酵乳製品の食べ物を1つ加えるだけでも、それは腸内環境の改善にとても役立ちます。また、ヨーグルトでなくても、微生物や酵素を利用してうま味や保存性を高めた発酵食品もおススメです。納豆、味噌、醤油ナンプラーなどの調味料も、実は酵素や微生物の宝庫ですし、チーズ、キムチ、梅干し、ぬか漬けなどの漬け物も、乳酸菌がたっぷりです。ちなみに、ヨーグルトですが、実はその人の腸内環境によって、合う、合わない場合がありますので、苦手な人は無理に食べつづける必要はありません。
2018年
9月
03日
月
腸内環境を整える
お読みいただき、ありがとうございます。本八幡・京成八幡 風の整体院 岩田です。そんなに食べていないはずなのに、メタボになっている。そういう人は、腸内環境が悪くなっているケースがほとんどです。まず、腸内環境が悪くなると、消化・吸収の力がどんどん弱くなります。すると、極端に言えば、いい栄養素ではなく、毒素のほうが体にたまってしまいます。そして、代謝が落ちます。結果的に、それほど食べていないはずなのに、メタボになったり、太ってしまうというわけです。腸内環境が悪く、腸が汚れていると、そこから肝臓へ運ばれる血液も汚れたものになります。汚れた血液というのは、いい栄養素ではなく、腐敗物、老廃物、毒素などを多く含むので、いわゆるドロドロの血液になります。その汚れた血液は、肝臓から心臓へ運ばれて、やがて全身に行きわたり、脂質代謝を悪化させて…。それがいわゆる「内臓脂肪」としてたまってしまいます。ですから、摂取カロリーが同じでも、腸内環境が悪い人は内臓脂肪がたまって太りやすくなり、腸内環境が良い人はすっきりスマートのまま、という違いが生まれてくるのです。しかも、腸内環境が悪く消化・吸収が悪いと、内臓脂肪は蓄えられるのに、全身で約37~60兆個あるとも言われている細胞には十分な栄養が行きわたりません。食べているのに、体は「低栄養素状態」です。ですから、疲れやすくなったり、ますます新陳代謝が悪くなったり、老化が進んでしまいます。さらに、腸内環境が悪いと、自律神経のバランスが乱れやすくなるので、メンタル的にも、鬱々としたり、イライラして怒りっぽくなったり、集中力が散漫になったりしてしまいます。つまり、腸内環境の改善なくして、肉体的にもメンタル的にも、パフォーマンスをアップさせることはできないのです。ですから、瘦せたい、ダイエットしたいという人も、まず取り組むべきは、腸内環境を良くすることです。腸内環境が良くなって、いい栄養素が十分に含まれた、きれいな血液が肝臓から心臓、そして全身の細胞に行きわたれば、代謝も上がり、栄養がエネルギーとしてきちんと消費され、不要な脂肪を蓄えずにすむようになります。つまり、太りにくい体に変わることができるのです。
2018年
9月
02日
日
時計遺伝子
お読みいただき、ありがとうございます。本八幡・京成八幡 風の整体院 岩田です。人間の体の中には、ほぼ24時間周期で、新陳代謝やホルモン分泌などがスムーズに行われるようにする機能が備わっています。それが、いわゆる「体内時計」、あるいは「サーカディアンリズム」と言われているものです。そして、この周期は実は24時間よりも少し長いと言われていて、つまり、地球の自転周期とは微妙にズレています。そこへきて、不規則な生活やストレスからくる不眠などで、本来ならば寝ている時間に起きていたり、食事をとる回数や時間が極端に不規則になったりすると、そのズレがますます大きくなってしまいます。これが、ホルモンの分泌や新陳代謝を不調にさせて、その結果、生活習慣病、肌荒れや老化やストレス太り、メンタルな部分では、イライラやうつなどを招いてしまうのです。ですから、その体のサイクル=体内時計を正常な状態に保つことは、健康であるために必要不可欠なことです。そして、最近の研究によって、そのカギを握るのが人間の細胞の各所にある「時計遺伝子」であることがわかってきました。この時計遺伝子こそが、私たち人間の「体内時計」を管理しています。さらに、この時計遺伝子は、ホルモンの分泌を正しく促すのみならず、自律神経を整え、私たちの肉体を生き生きと若々しく健康に維持するための、重要な役割も担っています。極端に言えば、時計遺伝子をきちんと始動させ、活性化させるほど、自律神経のみならず、ホルモンの分泌も良くなり、全身の細胞が生き生きとよみがえり、ひいては、心身ともにパフォーマンスを劇的にアップさせることが可能だというわけなのです。