本八幡の整体院より,柔らかい食事が老化を進める

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。唾液をたくさん出すためには、よく噛むことが効果的です。しっかりと味わいながら噛むことで味覚が刺激されると、さらに唾液の分泌が活発になります。そうすれば、唾液に含まれる若返り成分が、口の中にたくさん出てくることになります。最近では「ひと口30回」、つまり、ひと口食べたら30回噛むというのが定着しつつあります。でも、実際のところは、わかってはいるけど30回も噛んでいられない…そんな人が少なくないようです。それほど現代人は忙しくて、食事に時間をかけていられないということなのでしょうか。それもあるかもしれませんが、噛むことが少ない原因としては、加工度の高い食べ物を多く摂りがちということが挙げられます。よく加工されている食べ物は、ほとんどが柔らかくて食べやすいために、それほど噛む必要がないわけですね。その代表的なものが、ファーストフードです。こういうものだけ食べていると、しっかり噛む習慣はなかなか身につかないかもしれません。歯がほとんど無くなって咀嚼が難しい高齢者ならともかく、丈夫な歯がちゃんとあるにもかかわらず柔らかいものばかり食べていたら、将来は噛まないのではなく、本当に噛めない老人になってしまうことでしょう。65歳以上の4000人余を4年間追跡したある調査によれば、自分の歯が20本以上ある人と比べて、自分の歯がほとんどなく義歯も使用していない人の認知症の発症リスクは、平均1.85倍も高まるという結果が出ています。また、同じく65歳以上の地域住民を9年間追跡した調査では、何でも食べられると感じている人は、そうでない人と比べると死亡率が1.63倍低いという結果が報告されています。これは無視できない数字ですね。脳や唾液腺を刺激しながらよく噛んで、唾液をたっぷり出しましょう。柔らかいものばかりでなく、歯ごたえや食感も楽しみながら。早食いグセのある人は、飲み込む前にあと10回、せめて5回でも余分に噛むようにしませんか。それが、若返りの裏ワザになるかもしれませんよ。