本八幡の整体院より,「免疫老化」に対抗する秘訣

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。以前にも増して注目されているもの、それが免疫力ではないでしょうか。免疫力とは、身体自体が持つ抵抗力のことです。ウィルスや細菌など、病気の原因になるような病原体が体内に侵入したとき、身体が「自分とは違うものが入り込んできた」と判断し、これを排除しようとする機能のことです。また、侵入してきた病原体を弱体化させる力も持っています。しかしながら、この免疫力も、加齢とともに低下していきます。これを「免疫老化」と呼び、加齢とともに増えるガンの増加にも関連しています。新型コロナでも、感染すると重症化しやすいリスク要因のひとつに「高齢」があげられていることでもわかると思います。一般的に、インフルエンザウィルスや風邪ウィルスなどのような比較的小さな異物に対する免疫機能としては、リンパ系に存在しているリンパ球の働きが有名です。とくに、Tリンパ球、通称「T細胞」といわれるものは、病原体に反応して増えて、リンフォカインと呼ばれる体内でつくられる様々な物質を増産して、免疫反応を起こすことが知られています。加齢とともに起きる免疫老化は、Tリンパ球の全体的な機能の衰えによるものと考えられてきました。しかし、最近の研究からは、加齢とともに、あまり役に立たないタイプのTリンパ球の増加に伴い免疫老化を起こすことがわかってきました。もうひとつ、免疫細胞として有名なものに、リンパ球のひとつであるNK細胞があります。私たちの身体にあるリンパ球は、70~80%がTリンパ球、5~10%が抗体(免疫グロブリン)をつくるBリンパ球で、残りの15~20%のリンパ球がNK細胞という割合になっています。NK細胞は他のリンパ球と比べても比較的大型のリンパ球です。Tリンパ球やBリンパ球が、外から入ってくる病原体に攻撃されてはじめて働く、いわば受け身の免疫細胞とは異なりNK細胞は、常に体内をパトロールしながら、ウィルスに感染した細胞やガン細胞を見つけては即座に処理をするという、きわめてアクティブな免疫細胞なのです。つまり、日常的かつ恒常的に免疫力を高めるには、このNK細胞を活性化しておくことが大切です。NK細胞を活性化させるための、自分自身でコントロールできる生活の極意は次の8つです。

①タバコを吸わない

②飲酒は適度にする

③十分な睡眠をとって、身体に余分なストレスをためない

④疲れすぎない程度の、適度な運動を習慣にする

⑤よく笑う

⑥身体を冷やさないようにして、体温を下げない

⑦不必要な薬を服用しない

⑧バランスのいい食事を心がける