本八幡の整体院より,身体の酸化=老化防止には野菜・果物

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。身体の老化を進展させる1つの要素が酸化です。活性酸素による酸化ストレスが加齢のメカニズムの根源であるという「活性酸素説」、あるいは「酸化ストレス説」といわれる学説は、1956年にアメリカで発表されたものですが、現在でも最も有力な加齢現象の科学的な根拠として知られています。生きていくために欠かせない呼吸によって取り込まれた酸素の2~3%は、必ず身体にダメージを与える活性酸素となり、身体を次第にサビさせてしまうのです。この酸化に対抗してくれるのが、抗酸化物質です。世の中には、様々な抗酸化物質がありますが、中でもアンチエイジングに役立つ抗酸化物質として認められているものにアルファヒドロキシ酸、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンAなどがあります。これらの中でも抗酸化度がトップクラスなのが、アルファヒドロキシ酸です。加齢に伴う皮膚の老化に対して、最も安全でかつ効果があると考えられています。食品では、サトウキビ、テンサイ、パイナップルなどに多く含まれていて、別名「フルーツ酸」として化粧品によく使われる成分でもあります。ビタミン類のうち、ビタミンCは体内のコラーゲンを合成するアミノ酸の1つ、ヒドロキシプロリンを生成するときに欠かせないものです。ビタミンCが不足すると、細胞と細胞をつないでいる接着剤の役割をするコラーゲンの生成や保持がスムーズにいかなくなり、深刻な場合は血管の壁が損傷したりします。ビタミンCの含有量が一番多いのはアセロラですが、ビタミンCはたくさん摂取しても、必要な分以外は尿としてすべて排泄されてしまうので、毎日継続的に必要十分な量を摂取することが大切です。ビタミンEは、トコフェロールとも呼ばれ、食品の酸化防止剤として広く利用されています。植物油、アーモンドなどの種実類、魚卵などで摂取するのがおススメですが、ビタミンEは脂溶性のため、摂り過ぎると体内に蓄積されやすい傾向があるのでその点は注意しましょう。ビタミンAは、ベータカロテンが体内で変化してできるものです。ベータカロテンは、にんじんやブロッコリー、小松菜やパプリカなどに代表される緑黄色野菜に多く含まれる天然色素、カロテノイドの一種です。ベータカロテンは摂り過ぎによる弊害はほとんどありませんので、緑黄色野菜はたっぷり食べてください。ほかにも、野菜や果物にはポリフェノールと呼ばれる色素や苦味成分が含まれていて、こちらにも優れた抗酸化作用があります。トマトのリコピン、大豆のイソフラボン、ブドウやナス、ブルーベリーのアントシアニン、そばのルチン、ごまのセサミン、緑茶のカテキンなどが代表的です。