本八幡の整体院より,同じ作業は「1時間半」まで

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。誰しも、同じ作業を長時間続けていると、必ず「飽き」がくるはずです。しかし多くの人は、そこで「まだ終わっていないから」「もうひと踏ん張り」「きりがいいところまでやってしまおう」と、自分にムチを打って作業を続けます。たとえ頭がボーっとしてきたり、集中力がなくなってきたり、作業スピードが落ちてきたりしていても、無理をしてがんばります。でも、この「飽きた」という感覚こそが、脳が発しているアラート(警報)です。脳の同じ個所を使う作業を続けていると、その神経細胞が酸化ストレスにさらされ、疲弊してしまいます。そして「飽き」は脳が最初に知らせる、疲労のサインです。「同じ脳細胞ばかりが使われて、疲弊してきたから、違う部分の脳細胞を使ってくれ」と、訴えているのです。ですから、「飽きた」と感じた時点で、違う作業に移るべきなのです。たとえば、資料を読み込む作業に飽きてきた、だんだんしんどくなってきたと感じたのなら、まだ全部読み終わっていなかったとしても、そこで1回中断します。「これを、明日までに読まないといけないのに…」と思っても、とにかく一度中断です。続けても、脳の疲れが溜まる一方で、効率も悪くなるだけなのですから。そして、まったく違う作業…単純な事務作業、たとえば電話をかけて人に連絡する作業などを間にはさみます。できるだけ内容の違う作業がいいでしょう。そうすることで、脳の違う部分を使います。これが、いい気分転換にもなります。そのようにして時間をおいて、もう一度、資料を読み込む作業に戻ったほうが、結果的にはかどることになるのです。ひとつの作業を何時間もずっと続ける行為は、脳を疲弊させてしまいます。「飽きたら、やめる」「疲れたら、違う作業を間にはさむ」を習慣づけてください。実際、仕事ができる人ほど、根を詰めて同じ作業を続けるということがありません。どんな人でも、ひとつの仕事や勉強のパフォーマンスが続くのは、せいぜい1時間~1時間半程度です。その時間を目安に、作業内容を変えるのです。これが、パフォーマンスを維持するための最も簡単な方法です。作業内容を変えることで、脳の使う場所をこまめに変え、複数の作業を効率的に進めることができるのです。