本八幡の整体院より,「いびき」で脳は酸素不足

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。眠る姿勢によって、熟睡度や翌朝の元気度が変わることをご存知でしょうか。たとえば、「あんなにいびきをかくくらい、よく寝ている」というのは間違いです。かいているということは、睡眠中でさえも、疲労回復ができていないという証拠です。これが朝、スッキリ起きられない原因にもなっています。50代、60代の男性の場合、2人に1人はいびきをかいているというデータがあります。いびきをかくということは、脳に酸素が足りなくなっているということです。とくに、仰向けで寝る人ほど、いびきをかきやすくなるのです。これはなぜかというと…仰向けで寝ていると、舌の根元やのどの筋肉が、重力によって下に垂れ下がりやすくなります。すると当然、空気の出入口である気道が狭くなります。いびきとは、狭くなった気道を空気が通るときに起こる摩擦音です。そして、気道が狭くなることで、酸素が届かず、脳が低酸素状態となります。すると、脳に酸素を送り込むために、自律神経が働いて、心拍数や血圧を上昇させることになります。そのために、自律神経はフル回転させられることになります。その結果、本来、1日のなかでも最も疲労回復ができるはずの睡眠中にもかかわらず、自律神経は激しい運動をしているのと同じ労力をかけられている状態になっているのです。さらに、いびきをかいている状態では、気道が狭くなっているため、横隔膜にも、より多大な負荷がかかってしまっています。いびきのせいで、眠っても眠っても疲れがとれず、日中も本来の能力を100%発揮できなくなっている人は、非常に増えています。自分がいびきをかいていることには、なかなか気づきにくいものです。家族に聞いたり、録音をしてみたりして、一度確かめてみてください。放っておくと、内分泌系を弱らせ、糖尿病や高血圧のリスクを高めてしまうことにもつながります。