本八幡の整体院より,サングラスで「疲れ光線」を避ける

本八幡の整体、風の整体院の岩田です。「小麦色に日焼けしている人は健康的で、青白い肌の日焼けしていない人はなんだか不健康そう」…。多くの人が抱いているこんなイメージは、まったくの間違いです。むしろ、日焼けをしている人ほど、疲れやすく、不健康になりやすいといっていいでしょう。なぜなら、疲れの原因となる「活性酸素」は太陽の光に含まれている紫外線を浴びることでも体内でつくられてしまうためです。これまで、「紫外線対策」というと、女性がシミやシワを防ぐために美容的な観点から行うものと考えられてきたかもしれませんが、疲労をため込まないためにも、何よりも大切なことなのです。女性に限らず、男性でも子どもでも、積極的にサングラスを使いましょう。眼に紫外線が入ると、外に露出していない部分の肌まで日焼けすることをご存知でしょうか。紫外線は、人間にとって細胞のDNAを書き換えてしまう大敵です。眼に紫外線が入ると、角膜で紫外線を察知します。そして、脳はそれに対して、紫外線を防御しようと全身のメラノサイト(色素細胞)を活性化させて、日焼けやシミの元となるメラニン色素をつくらせるのです。これが、眼に紫外線が入るだけで、肌が日焼けする理由です。このとき自律神経は、紫外線が来たというシグナルを受けて戦闘態勢をとっています。これが疲れの原因になってしまうのです。実際、マラソン中継を見ていると、ほとんどの選手がサングラスをしています。あれは、太陽がまぶしいから、という単純な理由だけでサングラスをかけているのではありません。そうしなければ多くの紫外線が眼から入り、結果として全身の疲れが増幅されてしまうからです。外出や運動などで太陽にさらされる場合、サングラスをかけると疲れの度合いが違いますから、ぜひ活用することです。サングラスを買うときには、UVカット90%以上で、レンズと顔の間に隙間がなく光が入りこまないタイプのものを選んでください。レンズの色の濃さは、UVカット率とは関係ありません。また、それでは「日差しが強い日にはそうしよう」と考える人もいると思いますが、曇っている日にも紫外線はタップリと降り注いでいます。ちなみに紫外線が年間で最も強くなるのは、夏ではなく5~6月頃とされていますから、その時期はとくに意識したいところです。