本八幡の整体院、風の整体院の岩田です。仕事の合間に飲むのはコーヒーでも、食事と一緒に飲む場合には、緑茶やウーロン茶、紅茶を選ぶ人が多いかもしれません。この3つのお茶はすべて、「カメリアシネンシス」という学名のツバキ科の樹木からつくられたものです。同じ生葉を使っているのに、色や香り、味わいがまったく異なるお茶になるのは、製法の違いによるものです。緑茶は、摘んだ茶葉を蒸してから加熱し、その後、茶葉を揉んで乾燥させたものです。ウーロン茶は、摘んだ茶葉に温風を当てて水分を除いたあと、葉の周辺をこすり合わせて傷をつけ、発酵を促進させます。その後、発酵を止めるために釜で炒って熱処理を加えたものです。紅茶は、摘んだ茶葉に温風を当てて水分を除き、茶葉に撚りをかけて発酵させたものです。緑茶は、発酵という過程を経ずにつくられた「不発酵茶」、ウーロン茶は発酵を途中でストップさせた「半発酵茶」、紅茶は「完全発酵茶」であることが大きな違いです。そのため、栄養成分にも違いがあります。緑茶はビタミンE、ビタミンCをはじめ、抗酸化力すぐれるカテキン、消臭効果のあるクロロフィルを含みます。茶葉を発酵させたウーロン茶には、ウーロン茶ポリフェノールが含まれています。この成分には、脂質と吸着してコレステロールや中性脂肪を体外に排出させる作用があります。脂っこいメニューのときなど、ウーロン茶を一緒に飲めば口の中もサッパリし、余分な脂を流してくれます。紅茶には、製造過程でカテキンが発酵して生み出されるポリフェノールが豊富に含まれています。代表的なものは、紅茶の赤い色素や渋味のもと「テアフラビン」や「テアルビジン」です。強い抗酸化力で悪玉コレステロール(LDL)の酸化を抑える働きがあります。また、発酵茶葉は、発酵していない茶葉より体を温める作用が高いといわれます。体が冷えたときに飲むなら、緑茶より紅茶がおススメです。
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