本八幡の整体院です。「目を閉じる」だけで疲労回復力

本八幡の整体院、風の整体院の岩田です。疲れているときは目を閉じてください。たった1分間、たとえばパソコンや資料づくりの合間や帰宅途中、考え事をしていて頭が回らなくなってきたとき、イライラしているときなど。目を休ませてあげる時間をつくってあげましょう。「そんなの当たり前!」と思うかもしれませんが、本当に深く疲れているときほどできないものです。ぜひ、余裕が少しでもあるときから初めてみてください。目を閉じることで目がリラックスし、涙が瞳に行き渡るのです。涙には血液と同様の化合物が含まれており、眼球に養分と水分を与えるはたらきがあります。また、目を閉じる一番の目的は、目を閉じることによって脳への視覚情報をカットすることです。脳は視覚以外でも聴覚や触覚などあらゆる感覚情報を処理していますが、視覚情報は意識して見る見ないにかかわらず80%にのぼります。要は目を閉じるだけで脳への情報は80%カットできるということです。脳は体重の2%程度の重さであるにもかかわらず、基礎代謝の20%ものカロリーを消費します。成人女性の平均基礎代謝量は1日あたり1200キロカロリーですから、特に何もしなくても脳だけで1日240キロカロリーも消費している計算になります。そして、脳は使い方よりさらにカロリーを消費していきます。囲碁将棋界では有名な話ですが、プロ棋士は一局で体重が2、3キロ減る人も少なくないと言います。囲碁将棋は座ったままで行ない、大きく体を動かすことはありません。しかし、対局中はとても体力を消耗するそうです。一つの手から、考えられる何十通りのずっと先の手までを予測しなくてはなりませんから、脳は非常に活性化し、膨大なエネルギーが必要となるのでしょう。プロ棋士たちの脳は普通の人と使う場所までも違っているそうなので、普通の人が囲碁将棋をやれば、すぐ瘦せるというものではありませんが、脳の消費カロリーは使い方によって疲労度合いにかなり影響してきます。ですから、脳疲労の解消の一つの方法として視覚情報をカットすることが非常に大切なことになります。