本八幡の整体院、風の整体院の岩田です。日々の仕事が忙しく睡眠時間も少ない、パソコン前に座ってもついついねこ背になってしまう。疲れているので気持ちはわかりますが、実はその悪い姿勢が疲れをさらに助長しているのです。普段から姿勢の悪い人はなおさら疲れやすくなります。では、なぜ、姿勢が悪いと疲れやすいのでしょうか?少し専門的な話になりますが、人間の体は脳と神経によって肝臓などの各器官に命令が伝わり、循環や回復がなされています。その司令塔とも言える脳と神経を100%機能させるには脳から続く脊髄を浸している脳脊髄液の循環が必要不可欠となります。脳脊髄液が循環することによって、神経は栄養を得ることができ、老廃物を取り去り、神経機能を正常に保つことができます。実は姿勢が悪いと、この脳脊髄液の循環が循環が悪くなってしまうのです。その理由は、脳脊髄液が背骨の中にある脊柱管を通って流れてくるからです。脊柱管の中には硬膜と呼ばれる固い膜があり、その膜の中に脳脊髄液と脊髄(神経)が入っています。姿勢が悪いと背骨のカーブが正常な人と比べてきつすぎたり、ストレートだったりするので、脊柱管のスペースが狭くなってしまいます。脊柱管のスペースが狭くなるということは、脳脊髄液の流れもスムーズではなくなるため、神経機能が落ちてくるということです。たとえば、肝臓が体の疲労をとりたくても肝臓に行く神経伝達が不十分であれば、いくら肝臓が元気でも疲労回復が行われません。このように脳脊髄液の循環が悪くなり神経伝達を悪くすると、神経が通っているすべての器官の機能が落ちてきてしまいます。
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