本八幡の整体院、風の整体院の岩田です。日々、何気なく行っている呼吸ですが、これも大切な体の使い方の1つです。間違った呼吸をしていると、当然、病気や体調不良の原因になります。では、正しい呼吸とは何かといえば、ズバリ「鼻呼吸」です。人間は本来、鼻で呼吸をするもので、それによって外敵から身を守っています。口で呼吸をするのは、鼻でものを食べるのと同じくらい奇妙なことなのです。ところが、いまや日本人の8割が口呼吸をしているといっても過言ではありません。原因が口呼吸にある病気や症状は、意外なほどたくさんあります。
①病気にかかりやすくなる
ストレスが体に悪いことはよく知られていますが、じつは口呼吸も体にストレスを与えます。それによって自律神経のバランスがくずれ、免疫システムに異常が起こります。その結果、風邪や花粉症、アトピー性皮膚炎、うつ、さらにはガン、心疾患、脳卒中、糖尿病などを発症しやすくなるのです。
②口、のど、体全体が乾く
口呼吸では、口の中が乾いて口臭やドライマウス、歯周病の原因になります。これは吸うときに唾液が空気の加湿に奪われるからです。さらに、口から吐く息には、鼻から吐く息よりも水分が多く含まれます。つまり、体内の水分を余計に排出しているので、口、のどだけでなく体全体が乾きがちになるのです。
③体が冷える
女性に多い悩みの1つに冷え症があります。これも口呼吸が関係しています。犬は暑いとき、ハッハッと口を開けて唾液を蒸発させ、体温を下げます。人間は汗をかくことできちんと体温を調整しているのに、口を開けて呼吸をすると必要以上に体温が下がってしまうのです。それによって免疫力が低下し、1年中、風邪をひきやすくなったりします。
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