ウオーキングでひざを痛める

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡・京成八幡 風の整体院 岩田です。ひざ痛の原因の一つに運動不足、とくに歩行回数が少ないことがあげられます。適度なウオーキングはひざ関節に適度の負荷を加えて関節を丈夫にし、炎症サイクルの悪循環を断ちます。関節周辺の筋肉や靭帯は鍛えられ、ひざの変形を防いでもくれます。しかし、ウオーキングはやり方次第では害にもなります。生活習慣病の改善に、しばしば勧められる健康ウオーキングは、ひじを90度に曲げて力強く前後に振り、足は大またでさっさと弾むように闊歩する運動で、1日1万歩を目指します。実は、ここに問題があるのです。ひざが悪くない健康な人にとってはよい歩き方ですが、ひざにトラブルを抱えた人が、力強く速足で長時間歩けば、ひざに大きな負担がかかります。ひざ痛の解消だったはずが、ひざ痛を悪化させることになります。ひざ痛の場合、歩数や歩き方はそれぞれの状態に合わせればいいのです。関節軟骨の損耗を防ぐためには、1日6000歩未満を目標にします。これは家の中での歩行数も含まれているので、ウオーキングをする場合には2000~3000歩で十分です。それでもひざが痛むようなときは、水中ウォーキングすれば浮力が働いてひざへの負担がグンと減ります。