体の冷えがもたらすもの

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡・京成八幡 風の整体院 岩田です。私たちの体の中を流れている血液には、温度が低いほど粘度が上がるという特徴があります。粘度とは文字通りネバネバ具合のことです。体が冷えると、体内を流れる血液も冷えます。つまり体の冷えは血液をネバネバにし、その流れを悪くしてしまうのです。血行不良が起これば、本来届けられるはずの酸素や栄養分が体の隅々にまで行き渡らなくなります。また、老廃物の運び出しも滞ってしまい、体は本来の機能を保つことができなくなります。血液を構成する成分の1つである白血球は免疫をつかさどっているので、血流が悪くなることで、免疫力も落ちます。そして冷たい血液が全身を流れてさらに体を冷やすという負のスパイラルに陥ってしまうのです。また代謝に関わり、私たちの生命活動を支えている酵素がきちんと働くのは体温が36.5~37度のときです。酵素は熱に弱いといわれますが、温度が低すぎてもその働きは鈍くなります。冷えていて得をすることなど1つもありません。冷えを解消しないかぎり、健康を保つことは不可能だといっても過言ではないのです。