アルコールのダメージを最小限にする

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡・京成八幡 風の整体院 岩田です。お酒を楽しみ、しかもアルコールのダメージを最小限にするには、お酒の合間にも、「酒1杯に対して、水1杯の割合で飲む」ようにすることです。この習慣をつけると、翌日に残らないお酒の飲み方ができるようになります。アルコールが体内に入ると肝臓で分解されるのはよく知られていますが、そのとき、じつは「水分」が消費されます。ですから、アルコールを摂り過ぎると、体内の水分が多量に失われ、体は脱水状態に陥ってしまいます。それだけでなく、アルコールは「尿量」を調整している脳の「抗利尿ホルモン」の働きも抑制してしまうので、利尿作用も促進されてしまいます。ですから、多くの方が経験しているように、お酒を飲むとトイレが近くなってしまうのです。肝臓で消費され、尿としても排出される。つまり、お酒を飲めば飲むほど脱水は輪をかけて進んでしまい、血液から水分が失われ、ドロドロになっていきます。しかも、アルコールは一種の興奮剤でもあるため、交感神経が優位になり、血管は収縮します。さらに、深酒のためアルコールが分解しきれずに体内に長時間残るとアルコールが体内で分解・解毒される過程で、水分が使われつづけるので、体はさらに脱水が進みます。交感神経も興奮しつづけるので、血管の収縮も長時間つづきます。アルコールは腸壁も攻撃し、炎症を起こします。腸が炎症を起こせば、消化・吸収も悪くなり、腸内の悪玉菌が増加します。飲み過ぎた翌日、下痢をしてしまうのは、腸内環境の悪化が影響しています。しかも、悪玉菌は「硫化水素」などの毒素を排出するので、脱水からの悪影響だけでなく、血液はさらにドロドロに汚れることになってしまいます。