時計遺伝子

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡・京成八幡 風の整体院 岩田です。人間の体の中には、ほぼ24時間周期で、新陳代謝やホルモン分泌などがスムーズに行われるようにする機能が備わっています。それが、いわゆる「体内時計」、あるいは「サーカディアンリズム」と言われているものです。そして、この周期は実は24時間よりも少し長いと言われていて、つまり、地球の自転周期とは微妙にズレています。そこへきて、不規則な生活やストレスからくる不眠などで、本来ならば寝ている時間に起きていたり、食事をとる回数や時間が極端に不規則になったりすると、そのズレがますます大きくなってしまいます。これが、ホルモンの分泌や新陳代謝を不調にさせて、その結果、生活習慣病、肌荒れや老化やストレス太り、メンタルな部分では、イライラやうつなどを招いてしまうのです。ですから、その体のサイクル=体内時計を正常な状態に保つことは、健康であるために必要不可欠なことです。そして、最近の研究によって、そのカギを握るのが人間の細胞の各所にある「時計遺伝子」であることがわかってきました。この時計遺伝子こそが、私たち人間の「体内時計」を管理しています。さらに、この時計遺伝子は、ホルモンの分泌を正しく促すのみならず、自律神経を整え、私たちの肉体を生き生きと若々しく健康に維持するための、重要な役割も担っています。極端に言えば、時計遺伝子をきちんと始動させ、活性化させるほど、自律神経のみならず、ホルモンの分泌も良くなり、全身の細胞が生き生きとよみがえり、ひいては、心身ともにパフォーマンスを劇的にアップさせることが可能だというわけなのです。