「飽きた」は疲れのサイン

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。「集中力を高めなさい」というアドバイスは、科学的に考えて間違っています。なぜなら、集中すると同じ神経回路ばかりを使うことになり、脳を疲れさせるからです。人間に限らず、すべての動物は「集中することは危険である」と考えてきました。目の前のエサにだけ意識を集中して背後の敵に気づかず、命を落としてしまう可能性があったからです。つまり、「集中」は私たちの苦手な行為であり、「集中力を高める」ことは脳をさらに疲れさせて仕事の生産性を下げる行為なのです。脳が疲れた時に最初に現れるサイン「飽きる」を軽視しないようにしましょう。「飽きたなあ」と感じたのに気合いで頑張ったところで、脳の情報処理能力は下がるだけです。すぐに休息するようにしましょう。なぜ「飽きた」と感じたら、すぐに休息する必要があるのでしょうか?それには脳の情報伝達の仕組みが関係しています。「疲労度が高くなればなるほどオン・オフの切り換えがうまくできなくなってくる」のです。たとえば、自動車の運転。3時間運転して15分の休憩を取るよりも、1時間運転して5分休憩を3回繰り返すほうが、同じ時間でも断然疲れが少ないのです。