疲れをとるなら「鶏の胸肉」

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。「疲労」という言葉から「ガス欠」、つまりエネルギーが枯渇するイメージを抱いている人が多いようですが、食糧事情に恵まれた現代の日本で、「栄養やエネルギーが足りないから疲れる」などということは、よほどのことがない限りあり得ません。そして、「疲労=ガス欠」の誤ったイメージが、ビーフステーキ、ウナギ、ニンニクといった「スタミナ食材」を生み出しています。しかし、残念ながら、抗疲労効果が科学的に実証されているものは、これらの中に1つもありません。では、疲労軽減に真に効く成分とは何でしょうか?疲労回復に最も効果があるという科学的実証が得られたのが、イミダゾールジペプチド(通称「イミダペプチド」)です。優れた抗酸化作用があり、活性酸素による酸化ストレスから引き起こされる疲労を軽減する効果があるとわかったのです。イミダペプチドは1日に200㎎を目安に最低2週間ほど摂取し続けると疲労軽減効果が期待できます。鶏の胸肉100g、カツオ150gに200㎎のイミダペプチドが含まれています。なお、イミダペプチドは牛肉や豚肉にも含まれていますが、含有量が少なく、牛肉の場合1日200㎎のイミダペプチドを摂取するには毎日400gを食べる必要があるため現実的ではありません。