カルシウムとコンビで働くマグネシウム

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。干しヒジキなどに多く含まれるマグネシウムも、骨の健康にとって欠かせないミネラルです。大人の体内には約30gのマグネシウムがあり、その約6割が骨に含まれ、骨の弾力性を高めて丈夫な骨にしています。残りのマグネシウムは歯や筋肉、神経、脳などに存在していて、筋肉を弛緩させたり、血圧を下げたり、神経の興奮を抑えたり、さまざまな働きを担っています。筋肉や神経などで働くマグネシウムが不足してくると、補給のために骨に含まれるマグネシウムが溶け出します。その際、カルシウムも一緒に溶け出しますが、その量はマグネシウムの約5倍にも及びます。つまり、マグネシウムがほんのわずか不足しても、あっという間にカルシウムのバランスが崩れて、スカスカの脆い骨になってしまいます。健康に必要とされるマグネシウムの量は、女性が1日270~290mg、男性が320~370mgですが、男女ともにすべての年代において、必要な量を摂取できていません。常に不足しがちなマグネシウムは、意識して摂りたい成分の1つです。マグネシウムは、納豆やナッツ類や海藻、緑黄色野菜などに豊富に含まれています。