口の中をのぞく習慣

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。自分の口の中をのぞくことを習慣づけておくと、口の中の異変をいち早く察知できる、というメリットがあります。自分でのぞいても、歯周病の兆候などをある程度はつかむことができます。口の中の状態に関心をもち、そういう目で見ていると、見逃していたものに気づくこともあります。たとえば、比較的わかりやすい兆候としては、歯磨きによる出血があります。歯肉に炎症があるために出血しますから、歯周病の可能性大といえます。ただし、単にブラシでのこすり過ぎによる出血の場合もあれば、逆に歯周病が始まっているにもかかわらず、歯ブラシがしっかりと当たっていないために出血がない、という場合もよくあります。歯周病の他の兆候としては、歯肉の腫れがあります。腫れが前歯であれば、自分で見てもある程度はわかります。歯と歯の間の「歯間乳頭」という部分が膨れていたり、鈍角になっていたりしたらそれは歯周病の疑いがあります。また、鏡をのぞいて「歯がちょっと長くなった気がする」というときも要注意です。これは、歯を支えている歯周組織が溶けてしまって歯肉が下がり「歯根」が見えた場合に、このように「長くなった気がする」ものなのです。さらには、歯の根元を爪でこそげて白いものが取れてきたら、それが歯垢、歯周病菌の塊です。このような場合はブラッシングに問題があります。もう一度、正しいブラッシングの方法を確認しておきましょう。