タバコは百害あって一利なし

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。喫煙する人の多くは、心を鎮めるためにタバコを吸うようですが、言うまでもなく、健康にとっていいことは皆無です。喫煙により体内でフリーラジカルがつくられますが、タバコ自体にもフリーラジカルが含まれていて、ダブルパンチで毛細血管を酸化させます。また、タバコに含まれる一酸化炭素は、血管の内皮細胞をダイレクトに傷つけ、動脈硬化を促進します。ニコチンは、交感神経を刺激して、血圧や心拍数を上げるだけでなく、血栓を増やします。タバコの本数が多く、喫煙期間が長いほど、動脈硬化のリスクも高まります。タバコを吸う人は、吸わない人に比べて、虚血性心疾患や脳卒中、呼吸器疾患や肺ガンをはじめとするガンのリスクも高くなります。タバコにお酒が加わるとさらに最悪です。タバコを吸うと肝臓のエネルギー源である血液の量が減り、仕事量が増します。そこにアルコールの代謝という仕事が加わると肝臓はさらに酷使されることになります。日頃は禁煙しているのに「お酒の席だけ一服」という人も多いようですが、お酒を飲みながらの喫煙によるダメージは、飲まないときの2倍以上に高まるのです。喫煙は副流煙によって、まわりの人の健康も脅かします。受動喫煙者は、心筋梗塞や狭心症で死亡する危険性が1.3~2.7倍にもなることがわかっています。また、親が喫煙者であると、その子供はタバコの煙に慣れ、将来、喫煙者になる可能性が高くなるという報告もあります。誰にとっても、タバコは百害あって一利なしと心得て、スパッと禁煙しましょう。