血管のサビをとる

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。睡眠中、成長ホルモンと同時に働かせたいのが「メラトニン」です。メラトニンは自然な眠りへと誘う「睡眠ホルモン」としてお馴染みですが、成長ホルモンと同じ時間帯に分泌されると、相乗効果で成長ホルモンの分泌を促進します。また、現在発見されている抗酸化物質の中でも、もっとも強い抗酸化作用を持つアンチエイジング・ホルモンなのです。生きて活動している限り、体中の細胞は酸化していきます。酸化の元凶は「フリーラジカル(活性酸素)」です。体をサビつかせ、老化の引き金となる物質です。毛細血管をつくっている内皮細胞もフリーラジカルによって酸化し、ダメージを受け、劣化していきます。血液中のコレステロールが酸化すると、傷ついた内皮細胞に侵入してコブのように蓄積します。これが動脈硬化を引き起こし、高血圧や脳血管障害、心血管系障害など命にかかわる病気を招くこともあります。酸化したコレステロールは、毛細血管にも詰まって機能を損ないます。そこで重要なのがメラトニンです。私たちはフリーラジカルに対抗できる最強の抗酸化物質を、自身の体内でつくり出すことができるのです。メラトニンは、朝日を浴びて15~16時間後に分泌が始まり、そこから数時間でピークを迎えます。朝6時に起床すれば、21時頃にはメラトニンの分泌が始まり、次第に眠気が増してきます。そのまま23時に眠りにつけば、午前1時頃メラトニンと成長ホルモンのピークが重なり合います。この時間帯こそが、2大アンチエイジング・ホルモンを生み出すことのできるゴールデンタイムとなります。