「ふくらはぎ力」をつけて血流をよくする

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。ふくらはぎは「第2の心臓」と言われています。重力の影響で足腰にたまりやすい血液を、ふくらはぎはポンプのような働きをして心臓に送り返します。ふくらはぎの筋肉が収縮・弛緩を繰り返し、重力に逆らいながら心臓に戻ろうとする血液をスムーズに上に押し上げます。乳しぼりの要領に似た、この作用を「ミルキングアクション」と言います。いわば「ふくらはぎ力」が弱まると、血液を還流させるために心臓が圧力を上げます。負担がかかるのは心臓だけでなく、圧力をかけられた血管もダメージを受けます。これによって血流が悪化し、脳に十分な血液が回らなくなると認知症の発症リスクが高まります。また、脚が上がりにくくなって転倒しやすくなります。老年の転倒は寝たきりに直結する可能性がありますから、あなどれません。1分間の片足立ちは、「ふくらはぎ力」を高めるのに、とても有効なトレーニングです。太もも、背中、腹を含めて筋肉への負荷は、インターバル・ウォ―キングで得られるのと同じ効果があるとされています。週に3~4回ほど行うといいでしょう。