老化の原因「糖化」

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。「血糖値」という言葉は、きっと聞いたことがあるでしょう。「血糖値を上げすぎると体によくない」とよくいわれていますね。血糖値が急激に上がると、体が焦げるのです。体が焦げるとは、体の中のタンパク質が焦げることです。普通なら透明でプルプルしているはずのコラーゲン(タンパク質でつくられています)が茶色に変色したり、焦げて固まってしまったりします。これが「老化物質」です。こうしてできた老化物質は、残念ながら体から排泄することができません。永久に蓄積されていく一方なのです。それが体の正常な機能を妨げ、結果、体がどんどん老けていきます。血糖値を急激に上げる原因は、糖分の高いものを食べることです。たとえば「うどん」「パン」「ラーメン」「フライドポテト」などは高いです。特に「おなかペコペコで倒れそう!」といった空腹のときに食べると、より上がります。そのため、朝ごはんを抜き、次の食事でこういったものを食べた場合、血糖値は特に急上昇します。血糖値を上げやすいこれらの食品は、「高GI食品」と呼ばれます。GI値とは、血糖値が上昇するスピードを測ったものです。高GI食品はその名の通り、血糖値を高く上げる食品です。反対に、血糖値の上昇が遅いのが「低GI食品」と呼ばれるものです。高GI食品は「白いもの」が多いです。白いものとは、上白糖、グラニュー糖、パン、うどん、白米、ラーメン、シリアルなど、つまり精白された食材です。「炭水化物+炭水化物」といった高GI食品の組み合わせを食べるのは、危険なことです。たとえば、うどんに餅をのせた「力うどん」や「うどんとおにぎりのセット」、パンに砂糖をまぶした「メロンパン」などは避けましょう。血糖値を急激に上げないようにするには「きちんと朝ごはんをたべる」ことです。そうすれば、大体血糖値は3食ともに食後なだらかなカーブを描いて、健康な人は高くても140㎎/㎗くらいまでしか上がりません。一方朝ごはんを抜くと、昼ごはんだけでなく夜ごはん後も、一気に200㎎/㎗まで上昇することもあります。朝ごはんを抜くと、ずっと血糖値が乱れたままになってしまい、昼と夜でリセットできる程度ではありません。夜までに落ち着くことがなく、上がったり下がったりと乱高下してしまうのです。