将来、赤ちゃんが欲しい人は賢く鉄分をとっておく

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。生まれてくる赤ちゃんの体内の鉄の量は、お母さんの体内の鉄の量と比例します。つまり、お母さんが貧血だと、赤ちゃんも貧血で生まれてきます。さらに、貧血のお母さんから生まれる赤ちゃんは、貯蔵鉄が不足しているだけでなく、骨を育成するのに欠かせないビタミンDも不足させやすいことが分かっています。恐ろしいのは、ビタミンDが不足すると、骨が歪曲する「くる病」につながることです。現に今、子供たちの間で急増していますが、特にベジタリアンの女性の子供がかかりやすいことから、妊娠前のお母さんの食生活の影響は大きいのです。妊娠前の鉄不足は、そのまま赤ちゃんに影響するので、予定している人も、今その予定がなくても、子供が欲しいと思っている人は、鉄分を意識しましょう。妊娠をすると、血液の量が1.5倍に増えるので、ただでさえ鉄分が不足しがちです。出産時には多くの出血があるので、貯蔵鉄が40ng/mlくらいある人でも出産直後は10ng/mlくらいまで減ってしまいます。日本の女性の貯蔵鉄は平均で22ng/mlくらいしかありません。生まれてくる赤ちゃんだけでなく、お母さんにも深刻なダメージを与えます。まず、大きく体を回復しなければならない、それこそ酸素が全身に必要な時期に血液が栄養不足だと、なかなか回復しません。しかし、母乳は出し続けなくてはなりません。母乳も血液からつくられているので、ここでも血液が出てしまうのです。そして、貧血の状態がずっと続くと、赤ちゃんの世話が負担に感じるようになります。また、鉄分が不足してメンタルのコンディションも悪化し、「産後うつ」も起こしてしまいます。人生でいちばん幸せなはずの時間が、とてもつらい時間となってしまうのです。何を置いても、お母さんには鉄分が必要です。