お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。ある調査では、20代、30代の女性のうち92%が鉄分不足でした。つまり、日本の女性で鉄分を十分にとれている人は、ほとんどいないのです。その上女性は生理があるので、毎月大量に鉄分(血液)を失います。たとえば、尿、汗、皮膚からおよそ1日1㎎失われるのに対し、生理中は22.5㎎も失われます。鉄分は血液中にある「ヘモグロビン」というものの材料です。ヘモグロビンは酸素を運ぶ乗り物の役目をしており、体中の隅々に酸素を届けています。人の体は酸素で動いているので、ヘモグロビンが少なければ体中に酸素が行きわたりません。そのため、ヘモグロビンのもとになる鉄分が少ないと「朝から何だか疲れている」「いくら寝ても疲れがとれない」となってしまいます。疲れやすい人は、まず貧血を疑いましょう。貧血は疲れだけでなく、精神的なアップダウンや冷え性、PMS(月経前症候群)の悪化、寝起きが悪いなどの原因にもなります。鉄分がなくなると、メンタルにも大きな影響を受けます。元々体に疲れが溜まっていたり、頭痛や肩こりなどでつらかったりするときに、何か心にダメージを与えるような出来事が起こったら弱くなりますよね。なんとなく気分がすぐれない、不安だ、という人は鉄分をとることでよくなったりします。ほとんどの女性は鉄分が足りていないのですが、鉄分がかなり少なくなっていることがすぐ分かる、簡単なことがあります。それは、夏場以外にも「アイスクリームが無性に食べたくなる」かどうかです。特に真冬でもアイスクリームが無性に食べたくなる人は、鉄分不足の可能性が高いです。というのも、鉄分が足りなくなると「とにかく冷たいものを食べたい」となるのです。妊娠するとたくさんの氷を食べ続ける人がいますが、「氷食症」といって貧血の症状のひとつです。貧血の人は、アイスクリームだけでなくケーキなどの洋菓子や炭酸飲料の摂取も、人一倍多いことが分かっています。
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