胃をつくるのは、タンパク質

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。胃は、栄養をどれだけ吸収するかを決める大切な臓器です。胃が疲れている人は、栄養の吸収、特に胃のコンディションに左右される鉄分やビタミンの吸収率が低下します。胃を丈夫にするメインの材料は何といっても「タンパク質」です。タンパク質は、アミノ酸の集合体です。胃や腸で分解されるとアミノ酸になるのですが、そのアミノ酸になって初めて、栄養として体に取り込まれます。アミノ酸は、胃だけでなく、筋肉や髪や爪、血液やコラーゲン、免疫、それに各ホルモンの材料など、私たち人間の体すべてをつくるもとです。そこでおススメするのが、「アミノ酸スコア100」といわれる食品をとることです。アミノ酸はくせもので、野球チームのようにメンバーが全員そろわないと、力を十分に発揮できません。しかも、それぞれちゃんと量が足りていないと発動しないのです。1種類欠けているだけで、何もしないままになります。この「全員そろっている」状態がアミノ酸スコアが100といわれているもので、肉、魚、大豆、卵、乳製品などがそうです。つまり、私たちが「タンパク質」の代表格だと思っているものは、アミノ酸スコアが100のものです。アミノ酸スコア100のものを、毎日3食食べることが胃を健康に保つラインです。特に、「胃が弱い」という自覚がある人は、「今日は朝ごはんがたべられない」という日も多いかもしれません。しかし、それがますます胃を弱めている可能性があります。胃が弱いと自覚している人は、ヨーグルトを少しでもいいので、食べた方が改善する場合もあります。怖がらず、しっかり「タンパク質」を意識して食べてください。