「ぽっちゃり女性」は乳ガンに注意!

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。昨今、女性の乳ガンも増えています。そこで注目すべきは、肥満と乳ガンとのかかわりです。体脂肪をつくっている脂肪細胞は、乳ガンの発症にかかわる女性ホルモンのエストロゲンを生み出します。そのため、肥満レベルが上がれば、乳ガンの発症率も高まるのです。これまでの研究から、BMIが25以上の人は、20未満の人の約2倍も乳ガンになりやすいことがわかっています。また、米アルバート・アインシュタイン医科大学が、50~79歳の女性4888人を対象に8年以上にわたって追跡調査をしました。その結果、なんと乳ガン診断の3~5年前にメタボと診断された女性は、そうでない人より、乳ガンの発症リスクが2倍だったといいます。さらに、同研究によると拡張期の血圧が高い人は、乳ガンのリスクが2倍以上高まり、中性脂肪と血糖値の上昇も乳ガンリスクをそれぞれ約1.7倍上昇させたということです。肥満、高血圧、脂質異常症、高血糖というメタボの危険因子は、すべて乳ガンの発症と密にかかわります。しかも、閉経後の女性は、そのリスクが増大するのです。