血液型の違う胎児が母親のお腹で育つワケ

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。よく知られていることですが、血液型の遺伝子は両親から一つずつ受け継ぎます。A型の子は、両親からA型遺伝子を受けた「AA」か、A型とO型の遺伝子を受けた「AO」です。B型の子も同様に、「BB」か「BO」です。そして、AB型の子は「AB」、O型の子は「OO」となります。つまり、AB型の母親とO型の父親の場合、子はA型またはB型ということになります。(「AO」か「BO」)ただし、ここで疑問なのが、なぜ母親と異なる血液型の胎児がお腹の中で成長できるのかということです。実は、胎児は母親の胎盤を介して酸素や栄養を受け取り、老廃物を送り出しています。つまり血管自体は直接つながっていないのです。そのため通常、両者の血液が直接混じり合うことはなく、血液型が違っていても問題はないのです。