痛みや違和感だけで自律神経は乱れる

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。買ったばかりの靴を履いて靴ずれになり、一歩あるくたびに痛い。気になってイライラして、仕事に集中できない…きっと、誰にでも一度は経験があるはずです。こういうときは、仕事の成果も、体調も下降線になっています。原因は、靴ずれによる「痛み」によって自律神経がくずれるだけでなく、痛みをかばおうとして歩く姿勢がくずれ、前かがみになったり、左右どちらかに体が傾いてしまったりして、腰や肩などに負担がかかり、体全体に悪影響を及ぼすからです。特にアスリートの場合は、足にジャストフィットした靴を履き、決して靴ずれを起こさないことは極めて重要です。一流のアスリートになると、スポンサー契約しているメーカーから無料で競技用品の提供を受けることができますが、中でも選手が最も気にするのがシューズです。イチロー選手の場合は、スペシャルオーダーのスパイクで、軽さに加えてス、スパイクの歯の位置と数まで、イチロー選手自らのリクエストが厳密に反映されます。何よりこだわるのはフィッティングです。メーカーは、一度に5足から6足、フィット感の異なるスパイクを用意して、その中から最も自分に合ったものを1足だけイチロー選手が選びます。サッカーや陸上競技などでは、「グラウンドの堅さ」の感覚がいつもと違うと、選手のバランスはくずれます。野球のピッチャーがマウンドの堅さや土の盛り上がり具合にこだわって、足で掘るシーンはよくテレビで映りますが、これも、良いバランスで投げたいためのこだわりです。まして、靴ずれのような痛みがあったら、良いパフォーマンスは望めません。働く人にとっては、スーツや作業着の着心地も自律神経の安定を左右します。スーツや作業着がきついと、乱れる原因となるのです。「なんとなく窮屈だな」と感じた瞬間から、交感神経が優位に傾き始め、パフォーマンスは徐々に悪くなってきます。身につけるものに乱されないことは、良い成果を上げるための意外なポイントなのです。