お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。一日の終わりにお風呂に入ると、体が温まることによって副交感神経が適度に上がり、血流が良くなり、体内の老廃物をスムーズに排出できるようになります。こう言われると、「シャワーじゃ効果がないの?」と思われるかもしれません。たしかに、冒頭の効果はお風呂ならではで、シャワーでは遠く及びません。しかし、シャワーを全否定する必要はありません。違う効果があるのです。それは、「リフレッシュ効果」です。シャワーの一番の効果は、肌にお湯の刺激を与えることで、交感神経が活性化されることです。「朝のシャワーは、コーヒーより「目覚め効果」が高い」と言われます。ご経験の方も多いでしょう。朝、シャキッとしないときや、少し気分を変えてみたいとき、あるいは気持ちが落ち込んだときなどは、シャワーは非常に効果的です。自律神経のバランスとトータルパワーを考えるとき、間違えてはいけないのは、「常にゆるゆるとリラックスした副交感神経優位の状態を保つのではなく、活動的な気分を向上させる交感神経とのバランスが保たれていることが大事」という点です。睡眠や休息は足りているのになぜかシャキッとしない、やる気がでないというときは、多くの場合、副交感神経が優位になっているので、強制的に交感神経を刺激して、眠ったやる気を起こしたほうがいいのです。その最も効果的な方法がシャワーなのです。交感神経を効果的に上げるシャワーの浴び方には、順序があります。いきなり熱いシャワーを浴びるのではなく、最初はぬるめから体を慣らして、徐々に温度を上げていきます。こうすることで、交感・副交感神経のバランスもスムーズに整うし、後で体が急激に冷えてしまうこともなくなります。そのときの心身の状態に合わせて、シャワーを上手に活用すれば、自律神経力は確実に高くなっていきます。
コメントをお書きください