「ゆっくり歯磨き」で慌ただしい朝が変わる

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。朝、寝坊すると誰でもちょっとしたパニック状態になります。よくドラマでありますが、パンをくわえたまま慌てて家を出たものの、「携帯を忘れた」と言って戻ってくる。気が付くと左手に携帯を持っていたといった状態です。人間は、余裕がなくなり、自律神経が乱れると、ふつうでは考えられないミスをするような状態になるのです。このままでは大事なものを忘れたり、待ち合わせ場所や時間を間違えたり、ミスを連発しがちです。反対に、余裕を持ってスタートし、スムーズに質の良い一日へと導く「朝」もあります。ぜひおススメしたいのが、「ゆっくり歯磨き」です。「ただでさえ忙しい朝にそんなことしていられない」「そんなことで仕事ができるようになるとは思えない!」という声が聞こえてきそうですが、慌ただしい朝だからこそ、「余裕」を持って、「ゆっくり」行動をする習慣をインストールする意味が大きいのです。一度実行すると、翌朝からは「あ、昨日より気が急いてる。余裕を持たなきゃ」「呼吸を止めてたんだな。深くするようにしよう」と自分を客観的に見て、「余裕」「呼吸」を意識できるようになります。これが大事なのです。意識する習慣ができれば、自然に余裕ある朝を過ごせるし、夜は何時に寝ればいいか、そのためには何時にお風呂に入ればいいか、食事は…と、逆算して一日のリズムを整えられるようになるのです。歯磨きなら、急いでもせいぜい30秒しか変わりませんから、ぜひ実行してみてください。呼吸が安定して、物事を冷静に考えられる本来の自分が戻ってきます。朝、自律神経を乱したまま家を飛び出すようだと、極めて不安定な一日をスタートさせることになり、不安定な状態が続き、調子の出ない一日となってしまいます。歯を磨いた後は鏡に向かって笑顔をつくりましょう。口角を上げて笑顔をつくれば副交感神経が活性化され、気持ちはさらに落ち着きます。