トレーニングのQ&A

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。

 

Q ヒザが痛むのですが、トレーニングをしてもよいのでしょうか?

 

A 痛みは「動かしてはいけない」という体からの信号です。体のいうことにしたがって、「痛いことはしない」のが基本と考えましょう。注意しなければならないのは、私たち人間の体は、繰り返し痛みを感じていると、その痛みを感じる感覚を抑える反応が働くことです。つまり、脳が痛みを感じなくしてしまうのです。「最初は痛いと思っても、運動を続けていくうちに痛みを感じなくなる」のはよくあるケースですが、その結果、状態がさらに悪化することにもつながるので要注意です。その一方で、痛みがあるからといってただ安静にしているだけでは、根本的な解決にはなりません。その痛みは筋力の低下が影響していることもあるからです。よほどひどい痛みでなければ、トレーニングをしながら「どうすると痛いのか」、「どこまでなら痛くないのか」と、「痛くない動きを探すこと」が大切です。例えば「スクワット」でも、深くしゃがむと痛いけれど、浅ければ大丈夫とか、四股のように足を広げて行うと痛みがないというケースもあります。そうやって、痛みのないフォームでトレーニングをしていると、関節が筋肉によって安定し段々と痛みが解消されていくことも少なくありません。もちろん、どんな動きをしても痛いという場合は、トレーニングは行わず、まず治療です。