ストレッチのやり方

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。ストレッチには、大きくわけて「ダイナミックストレッチ(動的ストレッチ)」と「スタティックストレッチ(静的ストレッチ)」の2種類があります。ダイナミックストレッチは動きをともなうもので、ポピュラーなヒザの「屈伸運動」や「腕振り運動」はダイナミックストレッチです。「ラジオ体操」もダイナミックストレッチの一種と考えてよいでしょう。スポーツではウォームアップとしてよく行われます。一方、スタティックストレッチは対象となる部位を伸ばした状態で20~30秒ほど静止するもので、スポーツではよくクールダウンとして用いられます。柔軟性をつけるためにおすすめするのは、スタティックストレッチです。スタティックストレッチは静止して行うため、柔軟性に自信がない中高年の方でも、じっくりと取り組むことができるからです。実施する際には、対象の部位を意識して、しっかりと伸ばすことが大切です。ストレッチを行うと、少しでも深く関節を曲げようとして、ついつい目的以外の関節まで動かしてしまいがちです。「ワキ腹を伸ばすときは上半身だけを動かして腰は動かさない」というように、伸ばす動きのもととなる部位は固定するように心がけましょう。また、息はとめずに、ゆっくりと深く呼吸し、リラックスして筋肉を脱力させることも大切です。対象の筋肉が伸ばされていることを感じなければ効果は期待できませんが、過度な反動をつけて行うことはNGです。もう1つ、筋力にも同じことが言えますが、体の均衡を保つために前後、左右のバランスも意識しましょう。「お腹の次は背中」、「右のワキ腹の次は左のワキ腹」と、前後左右を均等にストレッチすることが必要です。