腰痛と筋肉の関係

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。「最近、どうも腰が重く感じる」「椅子から立ち上がる時に、腰に痛みが走る」このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。腰痛は万人が経験するといわれ、体に不調を感じている方の「具体的な症状」として2010年国民生活基礎調査では、男性では第一位、女性でも第二位にランクインしています。腰痛の場合におすすめなのも、やはり筋肉を鍛えることです。ターゲットは腰周辺の筋肉。腰は日常生活のあらゆる動作に関わり、常に大きな負担がかかっているので、その負担に耐えられるような筋力を養うというわけです。具体的には背骨に沿うようについている脊柱起立筋、腰周辺の内側にある大腰筋などが、鍛えたい筋肉にあたります。筋力アップを図るだけではなく、さらに柔軟性を保つために腰周辺のストレッチも行うと効果が高まるでしょう。ただし、無理は禁物です。痛みを感じるような運動はやらないように気をつけ、腰が痛いときには痛くない方向に運動することが基本です。例えば「背中を後ろに反ると痛い」という場合には、前に曲げる運動をします。なお、重い荷物を持とうとしたときなどに腰に動けなくなるほどの激痛が走る、いわゆる「ギックリ腰」も、いまだに正確なメカニズムはわかっていません。必ずしも筋肉が衰えてきたことが原因とはいえませんが、筋力が衰えてくると、若い頃には問題がなかった重さも過大な負荷になることを考えると、脊柱起立筋や大腰筋のトレーニングやストレッチが予防につながることが期待されます。