副腎疲労

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。毎朝、職場に向かう際、菓子パンと缶コーヒーを買って、それで朝食をすませてしまう方が増えているようです。「私もそうだ」と思った方は、疲れやすかったり、だるかったり、心身の調子が悪かったりしていませんか?ひょっとすると、その疲れは、近年新しく注目されている「副腎疲労」かもしれません。「副腎疲労」とは、文字通り副腎が疲れている状態です。副腎は腎臓の上側にある臓器で、コルチゾール(糖質コルチコイド)という抗ストレスホルモンを分泌します。過度のストレスが続くと、コルチゾールが過剰に分泌され続け、副腎が疲れてしまってストレスに対抗する体の防衛機能が正常に働かなくなる可能性があります。原因不明の心身の不調の多くは、ここからきているかもしれないという見解を示す医師もいるほどです。副腎の機能を正常に保つためには、タンパク質、ビタミンB6、パントテン酸、ビタミンCなどが欠かせません。コルチゾールはタンパク質などから構成されています。ビタミンB6は、タンパク質の合成を助けます。そして、パントテン酸はコルチゾールの分泌を促し、副腎の機能を支えます。しかし、先ほどの朝食では、糖質と脂肪が大部分を占め、タンパク質もビタミンB6もパントテン酸やビタミンCもほとんど摂取できません。特に、パントテン酸が不足すると、副腎障害、頭痛、疲労、不眠などが起こります。ですから、ぜひ明日から、ゆで卵、野菜サラダ、フルーツを加えタンパク質、ビタミンB6、パントテン酸、ビタミンCを補うように工夫して下さい。