体のなかで1番疲労しやすいところ

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。昔から「疲れたらスタミナ食で疲労回復」といわれていました。今でも、どっと疲れた時は、焼肉でスタミナを補給する、という方も少なくないでしょう。しかし、体のなかで1番疲労しやすいところは、どこだと思いますか?それは、筋肉でも、骨でも、消化器官などの内蔵でもありません。脳にある自律神経の中枢です。脳はとても繊細で、機能低下を起こしやすいところです。ある報告によると、16時間以上連続して起きていると、脳機能は低下し、酒気帯び運転状態と同じ程度にしか機能しなくなるといいます。たとえば、徹夜明けの体を想像してみてください。頭はボーっとして思考力も落ち、言葉も思うように出てこなくなり、体を動かすのもつらく、フラフラ状態になります。これは、脳が疲れている証拠です。全身の司令塔である脳の働きが低下すれば、精神的にも肉体的にも、作業効率が下がってしまいます。そんなとき、焼肉などのスタミナ食を食べて、体力を回復しようと考える方も多いようです。しかし、それはまったく間違った対処法です。基本的に、脳の疲れは睡眠がもっとも効果的な回復方法です。睡眠中に出る成長ホルモンが傷ついた細胞の修復をし、疲労回復に働きます。