サプリメントが肝臓に負担をかける?

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。毎日忙しくて食事に気を配っていられない人や、疲れやすい人、健康に不安を感じている人の中に、サプリメントを愛用している方が多く見受けられます。サプリメントは、海外旅行などで野菜不足を感じたときや、仕事が忙しくて食事がおろそかになっているときなど、手軽に栄養素が補給できるので、とても便利です。しかし、サプリメントは「とればいい」というものではありません。あくまでも用量を守らないと、栄養補給どころか、思わぬ結果を招くことになりかねません。まず心配なのがビタミンA、鉄などの過剰症です。ビタミンAの過剰摂取は、頭痛や脱毛のほか、筋肉痛などの疲労感が現れます。鉄は過剰に摂取すると、体内で酸化促進剤として作用し、疲労や老化の根源となる活性酸素を作り出します。また、添加物による肝臓への影響も心配です。サプリメントの多くは、加工する過程で添加物が使用されていますから、大量に摂取すれば、添加物も大量に摂取することになります。添加物は、体にとって異物であり、その異物を解毒するのが肝臓です。異物は、処理されるときに、肝臓の細胞を傷つけ、エネルギー生産経路の働きを阻害したりします。日頃の食事からの栄養不足を補うため、サプリメントをあれもこれもとたくさんの種類を大量に摂ると、肝臓に負担をかけてしまいかねないのです。