鉄不足な人の食生活

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。「鉄が不足すると疲れやすくなる」というのは、みなさん、なんとなくご存知でしょう。鉄は、血液中の赤血球の成分として体に酸素を運ぶ働きをしています。不足すると、脳をはじめ各組織に酸素が十分に行き渡らなくなり、疲労感、倦怠感、頭痛、思考力の低下などの症状が見られるようになります。鉄を多く含んだ食品には、レバー、牛ひれ肉、カツオ、アサリ、豆乳、納豆、小松菜、ヒジキなどがあります。問題は、そうした鉄を多く含んだ食品を食べているのに、どうも鉄がたりなくなる、どうも貧血で疲れやすくなる、というケースがあることです。鉄は吸収率がとても低い栄養素です。そのため、ただ多く含んだ食品を食べているだけでは、思うように摂取できません。できるだけ鉄の吸収率が下がらないように、鉄の吸収を妨げる成分をセーブする必要があるのです。まず注意したいのが、インスタント食品などに含まれている食品添加物のリンです。カップラーメンなどに含まれている食品添加物の一種ですが、鉄の吸収を阻害する恐れがあります。コーヒー、紅茶、緑茶に多く含まれるタンニンも鉄の吸収を妨げます。また、日頃の栄養不足をサプリメントで補っている方も注意が必要です。カルシウムや食物繊維を過剰に摂取すると、鉄の吸収が抑制されてしまうからです。