人類は今も進化している?

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。人間は病気や飢餓など種の存続をゆるがす危機的状況に陥るたび、これに抵抗する遺伝子を持つ個体が突然変異によって誕生し、次の世代に遺伝することで進化を遂げてきました。しかし、ロンドン大学のジョーンズ教授によると、人類がこの先100万年生存したとしても、今の人類とほぼ変わらないといいます。医療や技術が発展して食料も豊富な現代では、進化に不可欠な「生死に関わる厳しい環境」下に人類が置かれる機会が少ないためです。少子化も進化を止める原因の一つとされます。進化するきっかけとなる遺伝子を持った子供が生まれる可能性が低くなるためです。これに異を唱えるのが、ウィスコンシン大学のホークス准教授です。異なる4つの民族270人のDNAを調べ、遺伝的多様性を確認した結果、人類の進化は止まるどころか加速していることを明らかにしたのです。爆発的な人口増加、文化や生態系の著しい変化により、人類の適応の可能性が広がりました。事実、ここ1万年の間に人類の骨格は大きく変化しています。たとえば、、アゴがちいさくなったのに伴い、一部の歯の大きさが縮小しました。最近では親知らずが生えない人も増えています。