ヘリウムで声が変になるのはなぜ?

こんにちは、風の整体院 岩田です。吸い込むと声が変になるガスが入った缶が売られています。ガスを吸って声を出してみると声が高くなります。なぜ声が変わるのでしょうか?声を変化させるガスの正体はヘリウムです。声が変化するのは、空気中の音速に比べてヘリウム中の音速のほうが速いからです。音の速さはその音が通る気体の密度によって異なり、密度が小さい気体の中のほうが音速は速くなります。空気の密度は1.3㎏/㎥であり、ヘリウムの密度は0.18㎏/㎥です。音が空気中を通る速さは(摂氏0度、1気圧では)秒速332mですが、ヘリウム中の音速は秒速970mです。音速が速くなると音の振動数が高くなり、声が高く聞こえるようになるのです。