牛乳を飲めば骨が丈夫になる?

こんにちは、風の整体院 岩田です。牛乳がカルシウム摂取に適した食品なのかというと、じつはそうでもないのです。100g当たりの含有量を見てみると、干しエビには牛乳の約37倍、煮干しには約20倍、ひじきには約14倍のカルシウムが含まれています。こうした食品を食べるほうがよりカルシウムを摂ることができるわけです。しかも、牛乳は、消化の面で大きな問題を抱えています。日本人の場合、3歳くらいを過ぎると牛乳に含まれる「乳糖」を分解する酵素が不足してくるようになります。なかには「乳糖不耐症」といって、まったく分解できなくなることもあります。つまり、一部の日本人は牛乳をちゃんと消化できていないということです。消化が不十分であれば、カルシウムもきちんと吸収されませんし、下痢でもすれば、カルシウムは体内にとどまることなく、流れていってしまいます。