心臓はなぜ筋肉痛にならないのか?

筋肉には種類があり、腕や足などを動かす筋肉を骨格筋といいます。これらは、自分の意思で動かすことができる筋肉です。逆に内蔵を動かしている自分の意思で動かすことができない筋肉は平滑筋といいます。このなかでも心臓を動かしている心筋は特別で、同じリズムで1つのかたまりのように動きます。筋肉痛は、普段使わない筋肉を無理に伸ばして負荷がかかったときなどに起こります。しかし、心臓は手足と違い筋肉を伸ばすような負担がかかることはありません。さらに、心筋は全身に酸素を送り出す器官であり、酸素が十分にあるため、筋肉痛にはならないのです。